辛口レビュアーろじねこさん 「シャイニング・ウィズ・ユー」斬り

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辛口レビューファンの皆さん、大変お待たせしました。

やっとディズニーシー20周年スペシャルショー「シャイニング・ウィズ・ユー」を見てきました。

何度通っても当たる気がしないので、初回のフリー入場枠に入りました。

シャイニング・ウィズ・ユーとはシーの20周年を記念して期間限定でハンガーステージにて開催されてるショーです。

多くは語りません、早速辛口レビューを開始したいと思います。

これ以降は、シャイニング・ウィズ・ユーのネタバレや酷評を含む可能性があります。

ネタバレOKで、酷評レビューも問題ない方だけお進みください。

では辛口レビュアーろじねこさんによる「シャイニング・ウィズ・ユー」斬りです。

※シャイニングウィズユーは上演前後にかかわらず劇場内での撮影が禁止な為、画像は適当に過去の画像を使用しております。

う〜〜ん・・・

わかりますよ・・・

こういうショーしか作れなかったのかもしれませんが・・・

ある意味では「史上最悪のショー」なのかもしれません・・・

ハンガーステージでは、これまで明確にストーリーのあるショーを上演して来ましたが、

シャイニング・ウィズ・ユーに関しては、そういう類のショーではなく、ディズニーシーの20周年を振り返る「セレモニー」的なショーとなっており、

巨大スクリーン上での映像と、ステージ上でのキャラクターやダンサーさんやシンガーさん達によって20周年を振り返っていきます。

流れとしては、グランドオープンから時系列に沿って、それぞれの時期の象徴的なショーやイベント等を主に映像で追体験していきます。

最初にオープン〜5周年?までの映像が流れたのですが・・・

これが素晴らしいんです。

当然ろじねこさんがDオタになる前なので、見た事はあるかもしれませんが記憶には残っていません。

ですが映像から感じられる熱気や熱意がすごいのです。

ハッキリ言うと「お金のかけ方が違う」んです。

ショー毎の専用の特設ステージやたくさんの小道具大道具、そしてステージに乗り切れないくらいのキャラやダンサーさん・・・

それに比べてコロナ直前4〜5年のショーと言ったら・・・

そしてスクリーン上に次々に映し出される以前のアトモスショーの数々・・・

あぁ・・・そういえばアトモスショーって有ったなぁ・・・

以前はパークのどこかで大なり小なりショーが行われていたような気がしますが、

気がついたら、シーでは常設のショーと、日に2〜3回行われるイベントショーのみ。

たまにバンドの演奏はあるものの、以前のような多種多様なアトモスショーは無くなっていました。

シャイニング・ウィズ・ユーは「ディズニーシーの20周年」を振り返るショーのはずが、

開始5分と経たずに、ろじねこさんにとっては「ディズニーが手を抜いていく過程」を振り返るショーになってしまいました。

だってあんな映像見せられたら、いやでも比べちゃうでしょう?

そもそもディズニーは、過去のショーの映像を流すことに抵抗はなかったのでしょうか?

もしショーやイベントの質が落ちている(落としている)という自覚があったら、過去のショーやイベントの映像は極力見て欲しくないはずです。

と言うことは、その自覚がないと言うことなのでしょうか?

それともバレないとでも思っているのでしょうか?

もしそうならDオタは相当舐められていると言うことなのでしょう。

しかもあの当時の方がパスポート代が安かったと言うのが、さらに悶々とした思いに拍車をかけてしまいます。

ではステージ上はどうかと言うと、これも酷い。

最初や最後を除けば、基本的にステージ上にいるのは3〜4人程度。

映像にはあんなにたくさんのダンサーさんやキャラクターが出てるのに、ステージには3人って・・・

いくらなんでも寂しすぎるよ・・・

しかし、これに関しては仕方がないとは思います。

ショーの企画開始から上演まで、少なく見積もっても数ヶ月かかります。

数ヶ月後のコロナの状況が読めない以上、どんなに感染が広がっていても上演出来る様なショーにしなければならないため、

ステージ上に同時期に配置できる人員を極力少なくせざるを得なかったのでしょう。

わかります。

わかるけど、わかりたくありません‼︎

なぜなら、お金と人員をふんだんに使ってたショーの映像を見せられてるからね!!

今まさに!!

あんなもの見せられちゃったら「コロナだから」ではなく「また手を抜いてるよ」としか思えません。

もう、ショー開始5分の時点でろじねこさんはシャイニング・ウィズ・ユーを楽しめる精神状態ではなくなっていたのでしょう。

では他のDオタさん達はどうだっかというと、盛り上がっていました。

特にろじねこさんの隣のお姉様方は、後ろの方の迷惑などどこ吹く風とばかりに、両手を振り上げて大盛り上がりでした。

理解できません。

昔のショーの映像と、コロナ直前のショーの差を感じないのでしょうか?

感じても気付かないふりをするのが正しいDオタの姿なのでしょうか?

それとも彼女達の体中には、ショーの音楽が流れたら無条件で盛り上がる「舞浜回路」でも搭載されているとでも言うのでしょうか?

なぜ神様はろじねこさんにも「舞浜回路」を乗せてくれなかったのか?

ジャンルの未来を決めるのは、ファンでありオタであると思っています。

オタが「ショーの良し悪し」などにも目もくれず、「盛り上がっている私」を見せるだけで満足していたらジャンルに未来はないのです。

そんな事がやりたければ、王様のランチだかモーニングだかでやってください。

色々書いてきましたが、悪いところだけではありません。

良いところもありました。

まずはトロピカルスプラッシュのパートです。

リドに通い倒したバナナ凶信者だったろじねこさんは、流石に「おぉ!!」と身を乗り出してしまいました。(トータリーには不参加)

あとは、ストームライダーの発進シーンの映像が見られた事と、ソアリンの映像を平面のスクリーンで見れた事。

そしてフォリーズの映像が流れるとは思ってなかったので、そこはテンション上がりました。

それと、同じハンガーステージ繋がりで悲しみの「アウト・オブ・シャドウランド」の登場に期待しながら見てましたが、

それなりの時間をとって見せてくれたし、客席からは見れないようなアングルの映像もあってニヤニヤしました。

このあたりを見れただけでもこのショーを見た意味はあったのかもしれません。

そして、シーの歴史を振り返ると知った時から、気になっていた「手下」ですが、ろじねこさんの記憶が正しければ手下の映像は流れませんでした。

手下の映像が流れなかった点に関しては、是にも非にも受け取れるので評価しづらい気がします。

シーの20年の歴史において、「手下」は極めて重要なターニングポイントであったと思っています。

「盛り上がったから」と言うだけではなく、「ディズニーファン以外のゲストを大量に呼び込んだ」からです。

それは単に「非オタが大量に来た」と言うことではなく「大量の非オタに年パスを買わせた」と言う点です。(手下期間に毎週末シーに通うなら年パスの方が圧倒的にお得)

年パスを買った非オタは、ハロウィン後もディズニーに通ったと思われます。

そうすると、必然的にその後一年間のパーク内の客層にも変化が起き、それは舞浜の風景にも必ず変化を与えたであろうからです。

ここまで長期間にわたり舞浜の風景に影響を与え続けたショーというのは、ランドを含めても記憶にありません。

その点だけでも、手下は少なくとも2015年前後のシーにおいて、最も重要なショーの一つであった事は疑う余地はありません。

にも関わらず、「手下の映像が流れなかった」事には何かしらの意図を感じてしまいます。

しかし単純に「流せる映像では無かった」と言う可能性も否定はできませんけど。

ちなみに一緒に見た連れは、15周年クリスタル・ウィッシュ・ジャーニーのシーンでボロボロ泣いてしまったらしいです。

ろじねこさんも15周年には相当な思い入れがあるので「お!きたか!」と思いましたが、当時聞き倒したオリジナルの音源ではなく、シンガーさんによる生歌バージョンだったので、微妙にモヤモヤしてしまいました。

それ自体はすばらしかったと思うのですが、やっぱり当時聴いたものを、もう一度パークで聴きたかったなぁ・・・と。

ライブで大好きな曲がまさかのアコースティックバージョンでやられちゃった的な・・・

「あぁ・・・いつもの感じが聞きたかったけど、なんか文句言いづらい・・・」感じでした。

と言うことで、久しぶりの辛口レビューでしたが、ショーそのものの評価というより、それに付随する諸々により素直に評価しづらいショーになってしまいました。

とはいえ、それらも含めて「ショー」なので、辛口レビュアー的にはシャイニング・ウィズ・ユーには高い評価は出来ないという結果になってしまいました。

あと、このリバイバル的なショーはいい加減やめたら?とも思いました。

ベリミニは初のオタ向けご褒美イベントだったので、やる意味はあったと思う。

今回のシャイニング・ウィズ・ユーも、20周年の記念ショーなのでわかる。

トータリーはリバイバルである必要あった?

たまにならお祭り的で良いですが、こうも続くと「もう新しいショーは作れません」と白旗を上げているようにしか思えません。

ドックサイドのショーが再開したと思ったら「ジャンボリ」の使い回しですしね。

悔しかったらミシカやファンタズミックを超えるようなレギュラーショーを作ってみろと言いたい。

超えるどころか、後継ショーすら作っていない。

ろじねこさんは、アンチも黙らせるような問答無用な傑作ショーが見たいのです。

すげぇもん見ちゃったよ・・・と思えるショーが見たいのです。

滑ってもいい、こけてもいいから、お茶ばっかり濁してないでオタや世間と真剣勝負をしてほしいのです。

ハンガーステージが悪いとは言いませんが、20周年はそこではないでしょう。

アメフロ広場はただ水浴び場なの?

スクリーンに素晴らしいショーが映れば映るほで、悲しくて仕方なかったです。

前を向いても横を向いてもショーに興味のない者ばっかりなのに、なぜかショーだけは作られ続けている。

いまの舞浜がとても奇妙で歪な場所に思えてきました。