ディズニーホテルのレストラン予約の交換に関する2~3の考察

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やっと・・・・

やっとハイピリオンラウンジの「ディズニーキャラクタールーム・ケーキセット」を食べて来ました。

5/1からドナルドダックさんのケーキセットが始まったので、ずっとキャンセル拾いを続けて来ましたが、

全然予約が取れず終了日の6/30が近づき、ダック派にもかかわらずダックスイーツを食べられずに終わるのかと思いましたが

やっと取れたので行って来ました。

場所はアンバサダーホテルのハイピリオンラウンジです。

こちらがドナルドダックさんをモチーフにした「ディズニーキャラクタールーム・ケーキセット」です。

可愛い・・・

けど・・・

ちょっと大きすぎないかい?

写真だと伝わりづらいですが、実物は写真から受けるイメージの倍くらいの大きさです。

デザインはダックさんのお尻です。

・・・

・・・

ダックさんのスイーツで「お尻に足を付けとけばいいだろ」はそろそろ卒業してはいかがでしょうか?

最初見た時は衝撃を受けましたが、最近はお尻以外のダックスイーツを見る事の方が少なくなった気がするので、そろそろ次を考えてください。

お味は・・・

レモンシフォンケーキなので、さっぱり目のスイーツを想像していましたが、

かなり甘い!

一口食べた瞬間、「これ全部食べれるかな?」と思うほど甘かったです。

そしてトドメを刺すかのごとき大きさ。

実際、ろじねこさん席の周りにも、半分ほど残して帰る人達が多かったです。

決して美味しくなかったわけではありません。

量に対して甘さが強くて、美味しさを楽しむよりも「食べ切れるかな?」と言う不安が常に付きまといながら食べたので

ずっとハラハラしながら食べてました。

さて「スイーツ美味しい」の話はここまでにして・・・

重箱の隅をつつきまくった挙句に、重箱の隅に住み着いてしまうようなリアル「すみっコぐらし」なろじねこさん的にどうしても気になってしまう点があります。

それは、メニューの名前が「ディズニーキャラクタールーム・ケーキセット」なのに、

なんで予約サイトでの名前が「プレミアムスウィーツセット限定」なの?

出典:ハイピリオンラウンジ公式サイト

なんで同じ名前にしないの?

ゆくゆくは「プレミアムスウィーツセット限定」で「ディズニーキャラクタールーム・ケーキセット」以外も受ける予定があるかもしれないんですけどね。

内部に、強引にでも「自分の色」を出したい人でもいたのでしょうか?

そして次に気になったのは、とにかく予約が取れなかったこと。

出典:ディズニーオンライン予約・購入サイト

これまでもディズニーホテルの一部のレストランの予約は開放直後に完売していましたが

キャンセル拾いを頑張れば、それなりに取れていましたが、

ここ最近はキャンセルを見かける事すらほぼ無い状態です。

出典:ディズニーオンライン予約・購入サイト

理由はいくつか考えられますが、

一つはインスタ

インスタが流行ったおかげで、可愛く華やかなスイーツの写真を撮りたいお姉様方が、きっと大挙して押し寄せているのでしょう。

そしてもう一つの理由は「交換」なのではないでしょうか?

最近SNSでは、レストランの予約の交換を求める投稿をすごくよく見かけるようになりました。

内容的には「私は◯◯の予約を持ってるけど、△△の予約と交換してください。」といったものです。

オタ界隈では、ランダムのグッズで推しのグッズが出なかった時にSNSで「私が引いたグッズと推しのグッズと交換してください。」的なものはよくありましたが、

それがディズニーのレストラン界隈にも入って来たのでしょう。

しかし問題は、ディズニーホテルのレストランはランダムで取れるものではありません。

自らの意思を持って指定のレストランの予約を取ってるはずです。

なぜ自分で取った「◯◯」というレストランの予約を「△△」と言うレストランの予約と交換する必要があるのでしょうか?

だったら最初から「△△」の予約を取ればよかったのでは?

どうして?

すみっコぐらしのろじねこさんは気になってしまいますわ。

まぁ常識的に考えれば「交換」の弾として押さえたのだろうと思います。

「自分には必要無い」予約だけど、とりあえず押さえておけば、

「自分が欲しい」予約と交換出来るかもしれないので、とりあえず取ったのでしょう。

そして予定通りSNSを通じて、それを「交換希望」という形で出している。

交換出来ればラッキー!

もしその様な事をしているのであれば、それって「転売」と同じだよね、と言いたいです

転売は「自分には必要ない」物を買って、それを欲しがる人に「自分が欲しい」物(主にお金)と交換する行為です。

これだけ「転売は悪」と騒がれている界隈で、公然と転売と同じ行為が行われていると言う事実に驚きを禁じえません。

なんで誰も文句言わないの?

これこそ、みんな大好きな「学級会」の出番なんじゃないの?

さらに驚くのは、そんな転売と同等の「交換」を希望している人の過去のツイートを見ると、

声高に転売ヤーさんを批判していたりするのです。

もしギャグでやっていのなら、オチの伏線の貼り方が凄すぎます。

ろじねこさんじゃなきゃ見逃しちゃうね。レベルの伏線です。

まぁ流石に最近は「どうやら交換はマズイらしい」というのを学んだのか

交換用のアカウント(交換垢)を作ってやってる人が多くなってきましたが。

ろじねこさんは、比較的転売には寛容です。

山程ダッフィーさんのグッズをカゴに入れてる人を見るといい気はしませんが、

少なくとも基本的には違法ではないと思ってるし、ディズニーの決めているルール内であれば「ディズニー公認」の購入にあたると思っているので。

しかし予約の交換は転売と比べて「より悪質」であると思っています。

一つはディズニーが公式に「予約の譲渡は禁止」と明言しているから。(交換だから譲渡じゃないですという言い訳はちょっと無視するね。)

そしてもう一つは、自分で自分を含む同じ界隈にいる人達の首を締めている行為であるから。

もし一人が「○○はいらないけど、△△の交換の弾に使えるから、とりあえず予約しよう」を始めたら、

本来、即完売するほどではない△△の予約も困難になってしまいます。

転売はAと言う商品を「欲しい人」と「転売ヤー」さんで奪い合っているので、基本的にはAと言う商品で完結してます。

しかし上記の様な交換は、Aと言うレストランの予約が欲しいから、Bと言うレストランの予約を取る行為なので、Aでは完結しません。

関係ないBの客にも影響を与えているので、より市場に与える影響としては悪質と言えるでしょう。

そしてもしこの様な交換の為の予約が一般化してしまったら、全てのレストランが予約困難になってしまいます。

そうなると交換目的ではない人も「行く可能性がある日は、事前に全部の日程で予約を押さえとかなきゃ、食事難民になるぞ」と考える様になり、更に必要のない日の予約まで取るようになります。

結果、全ての予約が即日完売し、より予約が困難な状況になってしまいます。

果たして交換をしている人達は、自分の行っている行為が、巡り巡ってそのジャンル全体に悪影響を与えている事を理解しているのでしょうか?

自分の半径5メートルの範囲内で、希望のレストランに行けた行けなかっただけしか見ていないのではないでしょうか?

転売ヤーさんは、基本的にそのジャンルに興味が無い人が多いと思うので、ジャンルそのものに対する影響を考えて行動する必要はないでしょう。

だって愛が無いのだから。

ですが、ディズニーホテルのラウンジやレストランの期間限定メニューの予約を取りたい人のほとんどは「ディズニーが好き」な人なはずです。

なのになぜ自分の手元しか見ないのか?

自分の好きな世界が、ずっとずっとこれからも健全である事をなぜ望まないのか?

かわいいミニーちゃんのかわいいスイーツを食べるかわいい私の写真を撮るためなら

どこかのかわいい子どもが大好きなミッキーに会うために、取れるはずだったシェフミッキーの予約を意味もなく奪ってもいいのか?

「だってそうしなきゃ現実問題として、ドナルドのスイーツの予約取れないんだから仕方ないでしょ!」と言う意見もあるでしょう。

それは、不正をしなきゃパス出来ないんだから不正してもいいと言う事なのか?

「みんなやってるから、私もやって何が悪いんだ!」と言う反論もあるかもしれません。

だったら、痴漢している人が「みんなやってるんだから、俺もやったっていいだろう」と言われたら納得するのか?

不正をする理由なんていくらでも考えつきます。

「やっていい」理由を星の数ほど思いついたとしても、それでも「やらない」のがそのジャンルに籍を置く者の努めなのではないだろうか?

ろじねこさんはずっとずーっと「オタとしてのプライドを持て」と言ってきました。

オタなら、みんなが開園ダッシュをしている中、たった一人になったとしても歯を食いしばって歩いて行け。

オタなら、みんなが交換の為に必要の無い予約を取っていたとしても、歯を食いしばって希望のレストランのキャンセル拾いを続けろ。

自分の欲望だけじゃなく、ジャンルの未来の事を考え続けろ。

でも、こんな考えは、きっともう古い考えなのでしょう。

グローバル化が進む世界の中で、昔ながらの日本的な美徳である「無垢」が蹂躙されていったように、

ジャンルの未来の為に瞬間的な快楽には走らないという美徳は、とうの昔に踏みにじられてしまっているのでしょう。

ろじねこさんはもうディズニーを卒業した身ですが、自分が籍を置いたジャンルが、

ファンを称する人達によって内側から食い破られていく姿を見ていくのは実に忍びない。