「オー!サマー・バンザイ!」見てきました。
とは言え、予想通り全く当たらないので、鑑賞エリア外からの鑑賞です。
待ちに待った6年ぶりのキャッスルショー
気合いを入れて、辛口レビュアーろじねこさんによる「オー!サマー・バンザイ!」斬りです。
以降、ネタバレを含みますので注意
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これは難しい・・・
叩くほど駄作ではないとは思いますが、期待を越えては来なかったです。
とても評価が難しいです。
内容は、ドナルドダックさんが花壇の花の世話をしていると、
突然植物が成長を始め、周りは一気にジャングルになってしまいます。
そしてそのジャングルの王に祭り上げられたらダックさんは、仲間達とジャングルパーティーを始めます。
パーティーを邪魔しに来たマグマ三兄弟との対決を経て、パーティーはクライマックスに・・・
しかし、ふと気が付くと周りにジャングルは無く、ダックさんは花壇の世話をしていました。
パーティーはダックさんの夢だったのでしょうか・・・
「Tip-Top」の記事で、「オー・サマー・バンザイ!」を「トロピカルスプラッシュをランドに持ってきただけ」と書きましたが、
詳しくはこちら→辛口レビュアーろじねこさん Tip-Topイースター うさピヨ 斬り
実際はトロピカルスプラッシュというよりも、夏の傑作ショー「爽涼鼓舞」でした。
鼓舞は、いろんなチームが参加したダンスバトルトーナメントが開催されて、
そのトーナメントで、どうしても優勝したいダックさんが、マレフィセントさんの悪魔の囁きにそそのかされ、ダンスバトルは大混乱に・・・
しかし最後はみんなでマレフィセントさんを追い払い、クライマックスを迎えると言う話です。
一方、オー・サマーは、ダックさんのジャングルパーティーにいろんなアーティスト達が参加し、パフォーマンスを見せる中、
マグマ三兄弟が乱入し、パーティーを混乱に陥れる。
しかし最後はみんなでマグマ三兄弟を追い払い、パーティーはクライマックスを迎える。
基本的にはほぼ同じです。
しかし、オー・サマーはそれ「夢」と言うエッセンスを加えることで、
ろじねこさんが鼓舞越しに感じていた「言いようのない寂しさ」を、
「儚さ」と言う形で非常にわかりやすいく表現しています。
ただ、鼓舞を模しているのに、鼓舞の大事な物を置いてきてしまった事が悔やまれます。
そしてその大事なものを持っているのが、「ゲットウェット」です。
オー・サマーを見た上で、ゲットウェットを見ると、
「オー・サマー見てるか、お前に必要なのはこれなんだよ」と思えてきます。
オーサマーはひょっとしたら心臓以外全て持っているかもしれないだけに、本当に残念です。
良かった点もあります。
まずデイジーさんが良かったです。
デイジーさんが登場する時点で、このショーは微妙かもなぁ・・・と思っていたのですが、
デイジーさんのシーンで「あ、このシーンの為に通えるかも」と思えるほど良かったです。
あとは、最初と最後に登場する麦藁ダックさんが破滅的にかわいい。
ろじねこさんのダックさん史上でも屈指のかわいさです。
さて、このショーで物議を醸しているのが、夢オチを匂わせる終わり方です。
ろじねこさんは、この終わりは大好きです。
想像してみてください。
夏の終わりのイベント最終日、最終公演終盤、
全てのパーティーが終わり、ステージに一人残される、どこか寂しげな麦藁帽子のダックさん・・・
こんな切ないシーンがあるでしょうか?
その瞬間を想像するだけで、熱い物がこみ上げてきます。
昨今は夢オチが敬遠される傾向にありますが、結局は使いようだと思います。
今回は、夢の中のパーティーと、現実世界を重ねて、
盛り上がるけど、あっという間に終わる短い夏のうら寂しさが、
夢から覚めてステージに一人残るダックさんと重なって見えて、とても良い終わりかただと思いました。
だからこそ、本編とも言えるパーティーのパートでゲストを置いてきぼりにしてしまった事が悔やまれます。
これでパーティーが鼓舞並に盛り上がっていたら、夢から覚めたシーンで本当に泣いていたかもしれません。
惜しい・・・本当に惜しいのです・・・
「オー!サマー・バンザイ!」が今年一回だけなのか、来年以降続くのかわかりませんが、
でも来年、再来年と微調整をしていけば傑作ショーになれるだけのポテンシャルは十分に感じられました。
昨年のプレスリリースから、ずっと楽しみにしていたショーでしたが、
ろじねこさんの感想は、来年に期待します。でした。
ファッショナブルといい、ゲットウェットといい、レミーといい、
頼むから一年目から本気を出してくれ!!