大きな林檎の木の下で ~アップルポイズンに捧ぐ~

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アップルポイズン様アッポイさんである。

アッポイさんであり、おじいちゃんでもあり、時にはじいじでもありました。

ズンズンや、ポイポイの時もあったかもしれません。

恐らくこれほど多くの愛称で呼ばれた手下はいなかったのではないでしょうか?

誰かが言っていました「ニックネームみんながつけてくれるもの。お金では買えないもの。」

手下の記事はもう書かないと言いましたが、あれは嘘です。

本当に手下は終わりにするつもりでしたが、世界で一番アップルポイズン様の事が好きなのは、ろじねこさんだと言うことを書き忘れていましたので、

泣きの一回、もう一丁です。

2015年9月16日

何となく誘われて見たリクルーティング、そこにアップルポイズン様が出演していました。

他のメンズヴィランズは、マルフィ様ジャックハート様でした。(当然ながらみんな初代。すごい面子だ。)

マルフィ様は、かっこいいけど帽子を目深にかぶっているので、あまりお顔はわかりませんし、

当時はまだナルシストで感じの悪いキャラを守っていたので、いまいち乗りきれませんでした。

ジャックハート様も帽子を目深にかぶっているので、お顔はあまり見えず、かつちょっと軽い感じだったので、ろじねこさんのドストライクではありませんでした。

そんな中、アップルポイズン様端正な顔立ちで、背も高く、やや英語混じりの口上が鼻につきますが、

ジェントルマンキャラ「かっこいいなぁ」と思いました。

が、まだそれほどではありませんでした。

しかし知人がジャックハート様にはまり、一緒に手下を見るようになり、何となく気になっていたアップルポイズン様から目が離せなくなっていきました。

その後、回を重ねる毎に手下全員を好きになっていきましたが、

一番がアップルポイズン様であることは、終生変わることはありませんでした。

ただ一年目のアップルポイズン様は、ファンの目から見てもあまり目立つタイプの手下ではありませんでした。

同じメンズヴィランズでも、ジャックハート様は、アイドル級の人気になり、

ダルメシア様は自由奔放な駄々っ子みたいで、一部にバカウケしていましたし、

マルフィ様神対応と「わたしぃ~」、そして調子の良い弟の様な雰囲気で、大人気になりましたし、

エイトフット様は、元々Dオタには思い入れのある演者さんでしたし、口上もおもしろく、アドリブも達者なちょいワルキャラで、やはり人気が出ていました。

そんな中、アップルポイズン様は、ジェントルマンで背も高く男前ではありましたが、特別“引っ掛かりのある”キャラ設定もなく、

ジェントルマンであるが故か、他のキャラ程「俺が俺が」と前に出ることも少なく、

何となく一歩引いた印象がありました。

ですが、ポーズを間違ったときの恥ずかしそうなリアクションが沼民の心をつかみ、

人気がうなぎ登りに上がっていきました。

まぁ2年目以降シックスポーズダンスが下手なキャラに自ら寄せていったのは、ろじねこさん的にはあまりいただけませんでしたが、

それにより、人気が上がったのならそれも結構でしょう。

結局、手下は4年開催されましたが、その間ろじねこさんの一番の手下は常にアッポイ様でした。

しかし過去の記事を読んでいただくと分かりますが、すれ違いが多かった気がします。

何となくアッポイ様とろじねこさんはそういう運命なのかな?と思っていましたが、

最後である今年は、初代アッポイ様がまさかの鬼出勤。

基本的に週末のみのろじねこさんでも、十分お会いする機会に恵まれ、写真もいっぱい撮れました。

そして2018年10月14日

その日がろじねこさんとアップルポイズン様との最後の日となりました。

その時点で、すでに「いつ最後になっても良い。」と言う覚悟でアメフロに来ていましたが、

心の奥では「まだ次はあるだろう・・・」無意識に高をくくってもいたような気がします。

しかしその後、アップルポイズン様にお会いすることはありませんでした。

2015年のあの日、アップルポイズン様は突然ろじねこさんの前にあらわれ、

そして2018年10月14日、次回もまた来るかの様何の余韻も残さず、去っていきました。

手下が始まって、4度の秋が過ぎました。

彼らにとって、足掛け4年(人によってはもっと短い)と言う時間が、素晴らしい時間だったのか、そうではなかったのかは私にはわかりません。

でも私にとっては、楽しかっただけではなく、多くの人ブログやTwitter見てもらえる機会を得た、素晴らしい4年間ではありました。

どんな祭りも、どんなに心を焦がした日々も、日常の前では無力です。

ろじねこさんも手下の事思い出す日どんどん少なくなっていくのでしょう。

そして、いつの日か思い出す事も無くなっていくのかもしれません。

それでもきっと、秋が来るたび思い出す。

リンゴを見るたび思い出す。

愛すべきバカ野郎達と、ただひたすらに手下を貪りあった日々を。

手下を見る事だけが、生きる糧であった日々を。

アップルポイズン様はアッポイさんです。

おじいちゃんの時も、じいじの時も、

ズンズンの時も、ポイポイの時もあったでしょう。

でも本当は、ろじねこさんだけの王子さま。

もう二度と会うことのない王子さま。

ファインダーから覗くばかりで、言葉を交わす事すらありませんでしたが、

確かに私の王子さまでした。

本当にお別れのときです。

さらば素晴らしき4年間

さらばアップルポイズン

そして、さらば愛しき全ての手下達よ

コメント

  1. えぞふにくん より:

    いつも楽しく拝見しておりました。
    アップルポイズン様のことを初めて知ったのもろじねこさんのブログがきっかけでした。
    ろじねこさんの文章力が素晴らしいし、きれいな写真もたくさん。そして何より初代アップルポイズン様がカッコいい!と気づかされました。
    私は去年一回だけシーに行きましたがアップルポイズン様には会えず。
    ろじねこさんの記事はディズニー以外の記事も面白く、これからも1ファンとして読者でいたいです。
    失礼しました。

    • ろじねこさん より:

      えぞふにくん さん

      コメントありがとうございます。返事が遅くなってごめんなさい。
      ずっと手下ロスに陥っていました・・・

      アップルポイズン様ねぇ・・・かっこよかったですよね・・・
      去年は、初代アッポイ様は今年ほどお出にならなかった印象があります。
      残念でしたね、としかいえませんが、私は今年も会いましたよ!

      未だにロスを引きずっているので、更新は滞るとは思いますが少しずつ復活して、以前のようなケンカ腰のろじねこさんに戻りますのもう少し待ってください。

      こんな秋を忘れられないブログですが、お暇の時にでも遊びに来てください。

  2. Rien より:

    こんばんは。これを読んでる時はお昼かもしれませんのでこんにちは。
    突然のコメント失礼致します。最近、友人の影響でディズニーに、ヴィランズに激ハマリした者です。私もアップルポイズン様が一番と言っていいほど好きになってます。
    こちらの記事を拝見して、当時応援なさっていた方の熱いお気持ち、お別れの時の雰囲気が伝わりました。肉眼でアップルポイズン様を見れたこと、とても羨ましく感じます。それと同時にとても凄いことだと感じています。
    また何かしらの形で私自身も、ろじねこ様もアップルポイズン様にお会い出来ることを願っています。
    長文失礼致しました。またサイトの方遊びに来させていただきます!

    • ろじねこさん より:

      Rien さん

      コメントありがとうございます。
      アップルポイズン様いいですよね。
      手下は、「美しい」と「楽しい」と「何が起こるか分からないワクワク感」が同居した、とてもスリリングなショーでした。
      良くも悪くも話題になったショーでしたが、Rienさんの仰る通りそれらを生で体験できた事はとても幸運な事だったと思っています。
      私は手下の記事を書いている時に「手下終了後にファンになった方に、この『異様』な熱気が伝わればいいなぁ」と思い書いておりましたので、少しでも当時の熱気を感じて頂けたのであれば、がんばって書いた甲斐がありました。
      アップルポイズン様にまたお会いできる日が来るといいですね。
      こんな未だに秋を忘れられないブログですが、お暇な時にでも遊びに来てください。