辛口レビュアーろじねこさん スプーキー”Boo!”パレード斬り

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どうしてもハロウィンはシーに入り浸ってしまう、ろじねこさん。

そのせいで去年までのポップン充分に楽しめなかった経験を踏まえて、

今年はランドにも通います。

さて、ランドのハロウィンは、今年から新しいテーマに変わります。

ハロウィンはハロウィンで変わりませんが、メインショーは「スプーキー”Boo!”パレード」に代わりました。

昨年、一昨年と開催された「ハロウィーン・ポップン・ライブ」は、派手でかっこ良く、かなりの傑作パレードでしたが、

まさかの2年で終了。

それに代わり始まった今年のスプーキーBoo。

果してポップンを2年で終わらせるほどの価値があるのか?

では、辛口レビュアーろじねこさんの「スプーキー”BOO!”パレード」斬りです。

以降ネタバレを含むのでご注意下さい。

よかったです。

キャラやダンサーさんの衣装も素晴らしく、音楽も良いです。

「かっこ良さ」に針を振れるハロウィンは良いですね。

しかし良いには良いのですが、ヴィラワやポップンの様に、手放しで絶賛できるパレードではありません。

それは質が劣ると言う意味ではなく毛並みが違うとでも言いましょうか、

ちょっと特殊なパレードなのです。

パレードのテーマは、ゴースト達が自分達流に改造しちゃったディズニーランドです。

なので、フロートはパーク内のアトラクションっぽい作りになっています。

それだけであれば「面白いテーマのパレード」で終わるのですが、

このパレードの特殊性そこではありません。

スプーキーBooは、ポップンやこれまでの多くのパレードとはルートが逆で、

トゥーンタウンからスタートし、ホーンテッドマンション近くで終了します。

Dオタ的に言うなら、グロウと同じルートです。

ただし、ルートは逆ですが、トゥーン、城前、ウエスタン、とルートが大きく三分割されているのは同じです。

ですが、その意味が違います。

これまでの多くのイベント限定パレードは、ルートを三分割し、それぞれで一度だけ停止し、短いショーを開催して、再度出発していました。

そしてその三度の停止時に行われるショーは、基本的には全て同じでした。

そのため、どのエリアで見ても、概ね同じ内容のパレードを楽しむ事が出来ました。

しかしスプーキーブーは、それぞれのエリアでの内容が違います。

最初のトゥーンタウンエリアは、大々的な工事を行っている関係か通過のみです。

通過するのは、フロート系のみ。

フロート上には、キャラクターやダンサーさんはいますが、歩いているだけのダンサーさんはいませんでした。

そして雰囲気は、おどろおどろしいダークな雰囲気を感じました。

そしてその雰囲気のまま、城前エリアに到達して、そこでダンサーさん達が合流し、

キャラクター衣装を代えて、一気にポップな感じに変わります。

そして最後は、変身したポップさのままウエスタンランドエリアに突入し、ポップなショーを見せて終了です。

このパレードは3つのエリアでバラバラの事をやっているのです。

このエリア毎の内容の変化どうとらえるかで、このパレードの評価も変わってくる様な気がします。

「一つのパレードで3回楽しめる!」と、思える人はよいでしょう。

しかし、「全部見るために3回も見ないといけないのか?」と、思う人には厳しいパレードなのかもしれません。

前者は主に年パス持ちのDオタかと思いますし、

後者は主にワンデーで入園する人達でしょう。

ろじねこさんは、後者の意見を推したい。

果して2ヶ月弱のハロウィン期間中に、スプーキーブーを3回以上見られる人どれ程いるのでしょうか?

遠方住み等の理由でディズニーハロウィーンに一度しか来れない様はファンは、必ずブーの一部を諦めなければなりません。

それは良いことなのでしょうか。

Dオタの中には「いや、一日で3ヶ所全部で見れるよ」と言う方もいるかもしれません。

確かに予定通り一日2回パレードが実施されれば、やりようによっては3ヶ所全てでの鑑賞は可能です。

しかしそれは、パークでの立ち振舞いを熟知しているから可能なのであって、

年に一度来るか来ないかぐらいのライト層は知らない方がほとんどでしょうし、

仮に知っていても、2度もパレードを見るためには、その他のアトラクション等を諦める必要も出てくるでしょう。

そういう意味では、スプーキーブーはオタ寄りのパレードなのかもしれません。

そしてろじねこさんは以前から言っているように、パークはオタ向けになるべきではないと思っています。

面白いパレードではありますが、そういう意味では手放しでは歓迎しづらいパレードでもありました。

それに、このような構造だと、どうしても城前に人(特にDオタ)が集中します。

なぜなら、トゥーンタウン仕様で入場し、

城前仕様のショーを実施し、

ウエスタンランド仕様で去っていくので、

さわりだけとはいえ、全部のパートの雰囲気が味わえます。

トゥーン仕様のおどろおどろしい雰囲気は素晴らしく、ダンサーさんの衣装も素晴らしく

ドナルドダックさん珍しくかっこいい衣装を着せてもらえているので、なかなか楽しめるパレードであることは間違いありません。

今後、何度か鑑賞していく中でこの特殊性の評価がどう変わっていくか楽しみです。

それはそうと、去年までのポップンも少し特殊なパレードでしたので、

ディズニーは、ハロウィーンはちょっと変わったパレードをやってみる季節ととらえているのでしょうか?