ミニオ騒乱に関する2~3の考察

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先日、ディズニーランドのシアターオーリンズで開催されていた「ミニー・オー!ミニー」(以下、ミニオ)がクローズしました。

長きにわたりミニオタ(ミニーオタク)さん達の聖地の一つとして機能していたため、最終日には多くのファンが駆けつけるだろう、と思っていましたが

想像以上のファンが押し寄せ、大きな混乱が起きたようです。

という事で、今回は「ミニオ騒乱」から見えた、現在のディズニーやDオタさん達について、ろじねこさんなりに感じた事を書いてみたいと思います。

まずミニオ最終日の公演状況をご説明します。

最終日である2018年3月19日は、5回公演が予定されていました。

うち、初回公演は先着順で案内され、

2回目以降の全ての公演は、当日抽選に当選された方のみシアター内で鑑賞できると言うシステムでした。

2回目以降の抽選の当選確率は極めて低いため、確実な鑑賞を望むゲストは、初回の先着順案内回を狙うか、

シアター外から鑑賞できる立ち見エリアでの鑑賞を狙う事となります。

どちらも狭き門であるが故、混乱が起きるであろう事は容易に想像できていました。

この様な状況の中クローズ当日を迎え、案の定大きな混乱が起きました。

では今回の騒乱でどの様な事が起きたのか、簡単にまとめて見ましょう。

ただしろじねこさんは現地に居たわけではないので、SNS等で流れた情報をもとに書きます。

  1. 大量の徹夜組の発生
  2. かつてない程の開園ダッシュ戦争勃発
  3. シアター外の立ち見客の振る舞い

大きく分けるとこんな感じだったのではないかと思います。

1.大量の徹夜組

こちらはこれまでもイベントやショーの最終日には、決まって起きていた問題です。

ディズニーは徹夜での入園待ちを禁止しています。

が、ディズニーの権利の範囲の及ばぬ敷地外で待機するゲストがいます。

ただ、今回はその量がかつて無いほど多かったと聞きます。

一説には200人くらいいたと言う話まで・・・

2.開園ダッシュ戦争

こちらは言うに及ばず、毎朝起きている現象です。

誰よりも先に目的地に到着するため、パーク内は走ってはいけないと言うルールを無視して、ダッシュする人達がいます。

3.シアター外立ち見問題

通路を塞ぐほどの立ち見が発生したり、隣接する飲食店のテラス席注文もせずに長時間占拠したりしたゲストがいたとの事です。

以上の状況をふまえて、ろじねこさんなりに考えてみました。

まず、パーク内での大規模騒乱と言って思い出されるのは、

2015年秋にシーで起きた、世に言う「手下騒乱」です。

ネットなどを見る限り、瞬間最大風速ではミニオの方が激しかった気がしますが、

手下長期間にわたり様々な問題を吐き出し続け、最終日にそれらが爆発した感じがします。

共に物議をかもした騒乱騒動ですが、二つは根本的に違います。

手下は、2015年ハロウィンに登場したオリジナルキャラクターで、これまでのパークには無かった「美男美女」を前面に押し出したキャラクター集団でした。

その結果、これまで縁の無かった外界のイケメン好きの非Dオタの方々が大挙して訪れ、大きな混乱が起きました。

そのため当時の論調としては、ディズニーのルールを守らない非Dオタが、自分たちの畑を土足で踏み荒らした事に対する批判が多かったよう様に感じました。

しかし今回のミニオ騒乱は、Dオタの中でも一大勢力を誇るミニオタが中心となっています。

彼らはディズニー(あるいはDオタ)のルールを知った上で、それらを踏み荒らして行きました。

知らない人がルールを破るのと、知った上で破るのでは全く意味が違います。

と言うよりも、今回のミニオの問題を経た上で思い起こすと、手下の時にシーのモラルを蹂躙した手下沼民は、本当に外様だったのか?との疑念も湧いてきます。

実のところは大半が舞浜育ちのDオタだったのですが、少数の非Dオタ生贄のごとく吊るし上げ、批判を集中させる事により、

「悪いのはみんな外の人」「ディズニー好きは悪くない」と問題から目をそらしていただけなのではないか、とも思えてきます。

どちらにせよ、今回の騒動でDオタも手下沼民も、同じ穴のムジナであることが白日の下にさらされました。

今後、手下沼民のモラルを批判した際に「お前らだってミニオをメチャクチャにしたじゃないか」と言い返されたら、Dオタは返す言葉がなくなってしまいました。

常識的なDオタさん中には「悪いのは一部の非常識なDオタで、私達は悪くない」と考える方もいらっしゃると思いますが、

一部の痴漢行為をはたらく男性を排除する為に、多くの善良な男性をもまとめて排除する「女性専用車両」を走らせる国です。

ここは、一部が悪ければみんな悪いと思われても仕方のない国なのです。

と言う事で、Dオタのモラル信用に足るものでは無いことが証明された以上、今後も同じ問題が起こり続けるでしょう。

例えば、ワンマンズドリームⅡがクローズされる際や、ビッグバンドビートがクローズされる際・・・

きっと今回と同じような問題が起こるでしょう。

しかしなぜ一部のDオタはルールを守らないのでしょうか?

世の中にはファンがちゃんとルールを守り、それなりの秩序が保たれているジャンルもあります。

有名なところでは、宝塚

宝塚ファンの間には鉄の掟があり、それらを理解し遵守できないとファンとは認められない風潮があると聞きます。

長くファンに愛されているジャンルで、ファンの多くは女性という共通点もあるディズニーと宝塚。

なのにファン(オタ)の秩序これほどの差があるのは何故でしょうか。

おそらくオタと非オタの比率ではないかと思います。

テーマパークであるTDRは、メインのターゲットは子どもや親子連れ、あるいはカップルや中高生女子で、

Dオタは声が大きいだけ(あるいはバッグが目立つだけ)で、パーク内では所詮少数派です。

一方、宝塚は一見さんにはハードルが高そうだし、流行に敏感なJK達がSNS等で「宝塚行きた過ぎてやばい」と口々につぶやくとは考えづらい。

そういう意味では、ディズニーに比べ熱狂的なファンの占める割合が多いのではないでしょうか。

そのためファンの発言力が強く、モラルの維持にも力を発揮できているのではないでしょうか。

例えば、女子高生(真贋は不明)の集団が「みんなで宝塚に来ましたーーー!!イェーーーイ!!」「イェーーーイ!!(x10人)」と叫びながら、自撮り棒で自分達の動画を撮りながら宝塚大劇場に入ってきたり、

ミニスカートのままロビーで寝転がりSNS栄えの写真を撮っていたら、きっと宝塚ファンは烈火のごとく怒り出すでしょうし、

あまりにも酷い場合は数の力で彼女らを宝塚村から締め出すことも可能かもしれません。(実際にやるかどうかは別問題です。)

しかしDオタにはそんな影響力はありません。

現にトゥーンタウンの箱に乗る行為ひとつやめさせる事が出来ません。

つまり、どんなにDオタがパーク内の公式ルールや、自分たちが築き上げてきた英知の結晶(ローカルルール)を声高に叫ぼうとも、大多数のワンデーさんには届きませんし、

無法者のワンデーさんを追い出そうにも数の力で負け、パーク内にはルール違反が横行し続けてしまいます。

そうなると、Dオタの中にもルールを守るのをバカらしいと思う人が出てくるのもうなずけます。

結果、全てのゲストの規範となるべきDオタ率先してルールを破ると言う末期症状が加速度的に進行してしまっている様な気がします。

ワンデーさんが開園ダッシュして、ショーの場所取り等をするなか、「開園ダッシュは禁止だから」と唇かみ締めながら走らずにいるのは、強い精神力と信仰心を必要とします。

ただでさえ燃え上がる目の前しか見えなくなる人も多いDオタさん達に、そこまで求めるのは余りにもロマンチストすぎるのでしょう・・・

ただ考えて欲しいのは、一時の行動が最終的にどう言う結果に繋がるかと言う事。

これほどの混乱が起こったのなら、次からはディズニー側も何かしらの対策を取って来るかも知れません。

例えば全ての回が抽選になってしまうかも知れませんし、場合によっては、今後一切クローズ情報が発表されず、

「本日を持って○○はクローズいました。あしからず」事後報告になってしまうかもしれません。

今日ミニオを見ることが重要で、先の事なんか知ったこっちゃ無い」と言うのであれば何も言う事はありませんが、

ジャンル全体の事を思わないのであれば、それはファンでもオタでもなく、ただ浪費していくだけの人でしかありません。

これまで何度も書いている様に、ろじねこさんは生粋のDオタではありません。

たまたま舞浜に流れ着いただけで、舞浜に骨を埋める覚悟もありませんし、

いずれはまた何処かに流されていくであろう流浪の民でしかありません。

なので、舞浜の未来など知った事ではありませんが、

最近のDオタの皆さんの刹那的な生き方を見ていると、この人達は自分達のしている事が分かっているのだろうか・・・と不安になってしまいます。

かく言うろじねこさんも、一度もルールを破った事がないのか?と聞かれれば、無いとはいえません。

それでも、パーク内にはいろいろなルールがある事を知ってからは、極力守るようにしています。

なぜこんないい加減で無責任なろじねこさんがルールを渋々守っているのかと言うと、

それは子ども達が見ているからです。

「走らないでください!!」とキャストさんが叫んでいるのに、それを無視して走るような、そんな大人の姿を子ども達に見せたくは無いからです。

そしてそろそろDオタさん達は、パーク内での自分達の身の振り方を決める時期に来ているのではないでしょうか?

非常識なゲストさんやDオタ達と戦う事になっても、ディズニーのルールの普及に務め、

パーク内のモラルの再構築し、誰もが楽しめる本当の夢の国を目指すのか?

あるいは、すべてを無視して、自分の中だけのミッキーさんやミニーさん達と、自分だけの夢の国を作っていくのか?

果たして舞浜の明日はどっちだ・・・

コメント

  1. 最終学年 より:

    ろじねこ様
    はじめまして。コメント失礼します。
    毎記事楽しみに拝見させて頂いております。
    個人的な理由で女性専用車両について色々と検索をしておりましたところ以下の文章にてヒットしてしまい、また女性専用車両は違法だと仰る方々の意見としてスクリーンショットと引用も貼られていました。
    >一部の痴漢行為をはたらく男性を排除する為に、~を走らせる国です。
    読者として他意がないのは重々承知しておりますが、いかがなものかと思いコメントさせて頂きました。
    時間も経過し、また主旨とは異なりますがご再考頂けないでしょうか。
    末筆ながら、今後とも読者として楽しみにろじねこ様の記事楽しみにしております。
    よろしくお願いします。
    ※1公開コメント欄ですのでリンクは控えさせて頂きます。※日比谷線の件をうけて現在は削除されています。

    • ろじねこさん より:

      最終学年さん

      コメントありがとうございます。
      確認させて頂きたいのですが、私の書いたミニオの記事(ミニオ騒乱に関する2~3の考察)の女性専用車両の一節が、女性専用車両を違法だと仰る方のサイトに引用(スクリーンショット込み)されていたと言う事で間違いないでしょうか。

      私の基本的なスタンスとしましては、私がブログで書いたいたものに関しましては、自由に引用して頂いてかまわないと思っております。(たとえ悪意や曲解があったとしても)
      ただ、あまりにも酷い反社会的な思想を肯定するかのような引用は、こちらでも対応を考えなければいけないかとも思います。
      引用したサイト(記事?)は、現在削除されているようですが、URLが分かれば削除されたサイトでも見ることが出来る場合もありますので、URLを教えて頂けないでしょうか。私のほうでも一度確認してみたいです。
      こちらのコメント欄は基本的に私が承認しないと、一般には公開されないはずなのでURLを記載していただいてもかまいません。(URLを記載して頂いたコメントに関しては、承認せずに削除いたします。)
      その際は、コチラのコメントへの返信ではなく、この記事に対する新しいコメントで記載して頂けると助かります。

      お手数ですがよろしくお願いします。

      貴重な情報ありがとうございます。

    • ろじねこさん より:

      最終学年さん

      URLありがとうございました。
      会員制のサイトであった事もあり、内容は確認できませんでしたが、最終学年さんのご説明により、どの様に引用されたのかは想像がつきました。

      とりあえず今回は、以下の理由から対応は保留としようと思います。
      ・すでに引用が削除されている。
      ・削除前も会員ページ内での引用であったため、さほど影響が大きくなかった。
      ・引用の仕方から、政治的利用と言うよりも、個人的な雑談内での引用であったと思われる。
      ・長く活動されているサイトのようですが、目立った実績も無いため、政治的な活動を行う場ではなく、同じ価値観を持つ人達のたまり場的なサイトと思われる。
      ・私自身も、人様の事を言えるほど品の良いブログを書いていない。

      このブログの性質上、ディズニーのファンの方たちから反感を買ったり、嫌われたり、死ねと言われたりすることは想定していましたが、まさかあの様な方々に擦り寄られ事になるとは思いませんでした。

      これからも基本的には書きたい事は書くというスタンスで続けていくつもりではありますが、あらぬ誤解を受けぬように気をつけていこうと思いました。
      とても貴重な情報を教えて頂きありがとうございました。

      こんな、好かれたい人達からは嫌われ、避けたい人達からは擦り寄られるようなブログですが、お暇な時にでも遊びに来てくれるとうれしいです。

      そんな事より、このブログを読んで私の事を「まとも」な人間だと思ったなんて、あの方たちの今後がとても心配です・・・

      ※URLのコメントは未承認のまま削除させて頂きました。
       コチラのコメントは、ひとまず残しておきますが、折を見て削除させて頂くかもしれませんが、他意はございませんのでお気になさらぬようお願いいたします。