東京ディズニーシー15周年のグランドフィナーレを飾るショー
クリスタルウィッシュジャーニー シャインオンを見てきました。
本当は昨日も行っていたのですが
まさかの全キャン(予定していた全ての公演がキャンセル)にあってしまいました。
折れた心を繋ぎ会わせ、本日見てきました。
以降ネタバレ含むけど久しぶりの辛口レビューです。
ろじねこさんの受けた印象は「崩れゆく15周年とディズニーシーの決意表明」です。
ショーとしては、15周年のグランドフィナーレと言うことで
出し惜しみせず、詰め込めるだけ詰め込んだ感じです。
言うなれば最終決戦だから武器も弾も出し尽くした感じ。
内容は、これまでのクリスタルウィッシュジャーニー(以降通常版)をベースに
所々台詞や音楽に変更が加えられてました。
いつもの流れから、いつもと違う音楽や台詞が入ると
いやが上にも盛り上がり、15周年のフィナーレを意識せずにはいられません。
細かな違いは皆様の目や他のブログで確認していただくとして
ショーのテーマを見たときの違いとしては、3月18日以降を見据えたテーマになっていました。
これまでの通常版も、未来と言う言葉は出ていましたが
テーマとしては、15周年を迎えた「祝祭」の様なショーでした。
しかしシャインオンでは明確に15周年以降に目が向いているように感じました。
皆さんもそうでしょうが、ろじねこさんも15周年のトレードマークのクリスタルを見たとき
「あ、螺旋階段だな」と思いました。
螺旋階段は、一見同じ所をグルグル回っているようで
少しずつ上や下へ移動しています。
中央の大きなクリスタルから放射状に伸びるクリスタルはまさに螺旋階段。
そしてその大きなクリスタルはミッキーの心のクリスタルです。
言い換えれば、それはミッキーの精神であり、つまりウォルトの精神なのでしょう。
通常版では、何となくハーバー中央に鎮座していただけのミッキーのクリスタルでしたが
シャインオンでは、意図的にそのクリスタルにフォーカスを当ててきました。
つまりシャインオンは「これからもウォルトの精神を軸に、螺旋階段を昇るがごとくディズニーシー(あるいはTDR)は進んでいく」と言う決意表明に他ならないのです。
ではショーの内容自体はどうかというと
最初に書いたように、グランドフィナーレを盛り上げるために、詰め込めるだけ詰め込んだ豪華なショーでした。
が、であるが故にシャインオン単体で見るとチグハグさや、ともすれば破綻の香りすらを感じるところもありました。
しかしこれが15周年のグランドフィナーレであることを考えれば
その破綻も、これまで10か月以上走り続けてボロボロになった身体に鞭打って
最後のスパートをかけている様に思えて、逆に胸に迫ります。
この一年シーを支え続けて来たクリスタルの使者達は、最後にこれからのシーの進む道を示し
その役目を終えようとしています。
いろいろとある東京ディズニーリゾートですが、その示した決意が嘘か誠かはこれからわかることです。
とは言えそれはそれ、これはこれ
相変わらず素晴らしいショーであることには変わりありません。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損!
久々の夜の公演もありますので、みなさんも頭からっぽにして存分に楽しみましょう!