トキワ荘 まんが道展行ってきた。

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皆さんはマンガや映画等の物語で絶望したシーンはありますか?

マンガにはいろんな絶望シーンがありますよね。

強さが10万くらいのレベルで戦ってたら、ボスが50万越えだった時とか、

知能なさそうなおっきい敵はいっぱい出て来てたけど、毛むくじゃらのやつが急に人語を喋り出したりとか・・・。

いろんな絶望的なシーンがありますが、ろじねこさんが一番絶望したシーンはこちらです・・・

「まんが道」で満賀と才野が実家に帰省するシーンです。

まんが道とは、ドラえもんや怪物くんなどでお馴染みの藤子不二雄先生の代表作であり、藤子不二雄A先生の自伝的作品でもあります。

漫画家としてプロデビューした満賀と才野でしたが、断りきれない性格が災いして、キャパを超える仕事を受けてしまいます。

締切を守れない可能性が高くなって来ているのに「実家に帰って書けばなんとかなるかも!」って2人は故郷の富山に帰ってしまう。

案の定、実家でぐうたらしてしまい、ほとんど原稿に手が付かないまま気がついたら締切目前になってしまい、編集者から催促の電報が鬼のように届きます。

「アナガ アク スグ ゲン オクレ」

「タノムカラ スグ オクラレタシ」

「モウ 一ヒ ダケ マツ」

顔面蒼白になる2人・・・

しかしそれもこの電報で終わる。

「ゲンコウ オクルニオヨバズ」


何度読んでもこのシーンが近づくと辛くてページを捲る手が重くなります。

念のために補足すると、現在の漫画界は原稿を落としても(締切に守れなくても)下書きのような漫画を載せても、まぁ許される傾向にありますが、

当時は、落とす=即業界から干されるくらいのタブーだったので、見ているこっちも辛くなるんです。

その後、二人は関係各位に謝罪行脚ののちに復帰して、国民的マンガ家となっていく。

一応ろじねこさんの名誉のために書いておきますが、「まんが道」は大人になって文庫版で読んだので、

リアルタイムで読んでいた様な年齢ではないので安心してください。

つまり何が言いたいかというと、ろじねこさんは「まんが道」が好きと言う事です。

ちなみに、コロナ全盛期にブログのネタ不足解消のために、ろじねこさんの過去編を始めましたが、

そのタイトルが「愛、しりそめし頃に・・・」でした。

これは、まんが道の続編「愛…しりそめし頃に…」のパク・・・オマージュです。

詳しくはコチラ→ろじねこ生活「新シリーズ」始動!!

「愛…しりそめし頃に…」って美しい言葉ですよね・・・。

まんが道も本当に美しい物語なので、古いマンガに抵抗がなければ読んでみてください。

と言うことで豊島区立トキワ荘マンガミュージアムの企画展「まんが道展」に行って来ました。

このブログを見に来るような、若くておしゃれでハイセンスなお嬢様方は、昭和なんて時代が実在したことなんて信じられないと思うので、

この「トキワ荘」を軽く紹介しますと、

トキワ荘は、むかし東京の南長崎というところに有ったアパートで、その一室をマンガの神様と言われる手塚治虫が仕事場として使っていました。

その後、手塚治虫に憧れる若手漫画家が集まってきて、そこからのちの漫画界を牽引する漫画家をたくさん輩出した、さながら漫画界の梁山泊みたいな場所です。

トキワ荘そのものは1982年に解体されていますが、現在はトキワ荘マンガミュージアムとして再現されています。

あ、ちなみにろじねこさんも若くておしゃれでハイセンスなので、昭和なんて時代は異世界にか存在しないフィクションの話だと思っています。

こちらが「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」です。

トキワ荘ミュージアムは基本的に無料ですが、今回のように企画展が行われている場合は、入館料がかかります。

今回の特別観覧料は500円(ランダム缶バッジ付き)です。

最初は2階からみていきます。

当時の雰囲気が再現された部屋や撮影スポットがあります。

2階は自由に見て回れますが、奥のエレベーターから1階に降りると、2階へは戻って来れないので注意。

1階にはミュージアムショップと企画展の会場があります。

こちらが今回の企画展であり、ろじねこさんの目的「まんが道展」です。

正直、あまり期待いていなかったのですが、まさかまんが道の原画が展示されてるとは思わず、人目も憚らず興奮してしまいました。

ただし、そもそもトキワ荘の敷地自体が狭いので、展示スペースも極めて狭いため、あまり期待しないように。

まぁろじねこさんの今回の目的はまんが道展の限定グッズだったので満足です。

まんが道と言えば、この「ンマ〜イ!!」です。

ラーメンを食べて「ンマ〜イ!!」

コロッケサンドを食べて「ンマ〜イ!!」

まんが道の2人は、美味しいものを食べると「ンマ〜イ!(ウマ〜イ!)」と感動します。

まさか令和の世に「ンマ〜イ!!」グッズを買える日が来るなんて・・・

長生きはするものです。

もう一度原画を見にいきたいですし、来場者特典の缶バッジの「ンマ〜イ!」も出ていないので、近いいうちにまた遊びにいきましょう。

最寄駅からやや離れているのだけが残念ですけど・・・