先日、久しぶりにムーミンバレーパークで「辛口レビュー」を行いました。
皆様、楽しんでいただけたでしょうか?
やっぱりろじねこさんは、あーだこーだ文句言ってる方が合ってる気がします。
え?
なになに?
「お前が斬るべきはムーミンなのか」って?
「もっと斬るべきは相手がいるんじゃないか」だって?
そうでしょう、そうでしょう。
お前らの言いたい事はよーく分かった。
と、言う事で、辛口レビューの久々の舞浜凱旋です!!
今回のターゲットは「クラブマウスビート」てめぇだ!!
「クラブマウスビート」
もはや伝説となったと言っても過言では無い「イッツ・ベリー・ミニー」が行われていた、ディズニーランドの屋外ステージ「ショーベース」で新たに始まったステージショー。
「クラブマウスビート」の響きから連想したのは、「イッツ・ベリー・ミニー」の「クラブディズニー」パート。
果たして「クラブディズニー」の様に、格好良くセクシーなショーとなっているのでしょうか?
では辛口レビュアーろじねこさんによる「クラブマウスビート」斬りです。
以降、ネタバレや酷評を含む可能性がありますので、ご注意ください。
これは「ジャンボリミッキー」かな?
こちらのショーは、ジェットコースターのような物語を音楽とダンスで楽しむショーと言うよりも、「クラブマウス」で行われるライブエンターテイメントショーを見ると言った感じです。
そう言う意味では、同じショーベースのショーとしては「ワンマンズ・ドリームⅡ」と言うよりは、やはり「イッツ・ベリー・ミニー」に近いショーではありました。
では細かく感想を書いていきたいと思います。
まず良かった所。
ドナルドダックさんの出番がたくさんあったところ。
以前から何度も書いてはいましたが、ダックさんは衣装に恵まれていないと思っています。
季節毎のイベントでも、かっこいい衣装はたいていミッキーさんで、可愛い衣装はチップとデールさんとかが多く、
ダックさんは「なんでこの衣装」と言うような微妙な感じのが多かったように感じています。
しかし今回はたくさん出番があるので、たくさん衣装を変えて出てきます。
それらの衣装が結構かっこよくて、ダック派としてはとても嬉しく鑑賞できました。
では、良くないと思った点。
正直に言うと、全く乗れないショーでした。
鑑賞しながら「なんか全然燃えないなぁ・・・」と思っていました。
その理由の1つは、おそらくソーシャルディスタンスではないかと思います。
コロナの関係か、キャラやダンサーさんの距離が非常に空いていて、キャラクター同士のハグやダンサーさん同士のハイタッチといった接触どころか、一定距離以内に近づく事すらありませんでした。
これは仕方の無い事だとは思うのですが、みんなが個々に踊っているように見えて、大きなうねりのような一体感は結局感じることが出来ませんでした。
おそらくディズニー側も「ソーシャルディスタンス」を保ったままでのショーというのを手探りなのでしょう。
そして、ろじねこさんがいまいち燃えられなかった最大の理由は、ダンスがかなり・・・なんというか・・・キレがないというか・・・
ろじねこさんはダンスには詳しくないので、よくは分かりませんが、これまでのショーと比べるとダンスにキレを感じませんでした。
念のために「イッツベリーミニー」の動画を見直しみましたが、やはりキレには格段の差を感じました。
各パートで「さぁこれから踊るぞ‼︎」という空気になると、途端にキャラやダンサーの左右の移動がなくなり、定位置で右向いてちょこちょこ、左向いてちょこちょこと踊って終わり、という感じが多かった気がしました。
上記のソーシャルディスタンスの関係で、1人が位置を動けば、他の演者も距離を取るために動かなければならなくなるので、位置の移動が難しいのは分かりますが、
その結果、みんなが個々に踊っているように見えて、客席を巻き込むような大きなうねりを感じることは出来ませんでした。
なぜ今回のダンスはいまいちキレを感じられないのか・・・
いくつか理由は考えられます。
その1つは、コロナ以降多くのダンサーさんを手放したため、以前の様なレベルのショーを作る技術がない可能性。
しかしこれは少し考えづらいとは思っています。
次の理由は、酷暑対策でダンスの動きを制限している可能性。
これはあるかも知れません。
明確にアナウンスはされなかったが、実質的に熱バであった可能性です。
もしそうなら、暑さが落ち着けばキレのある激しいダンスのバージョンが見られるかも知れません。
そして最後に考えられるのが、SNS対策でダンスの難易度を落としているのではないかという可能性。
最近の若い子は、SNSで可愛いダンスを踊る可愛いわたしの動画を公開している人が多いと感じます。
そのためダンスの作り手たちも、そんなコ達にでも踊れるように意図的に難易度を落としたダンスを作っているという話を聞いたことがあります。
みんなが「踊った動画をネットに公開したショー」として思い出されるのが、コロナ前にランドで上演されていた「ジャンボリミッキー」です。
あれは明確に踊って貰うことを想定して作られていて、実際に沢山の幼児たちが踊った動画が雨後の筍の如くネットに公開されたことが思い出されます。
パークのショーがパーク外でも話題になるという意味では、「ジャンボリミッキー」は近年で最も成功したショーと言えるのかも知れません。
それで味を占めたディズニーが、今度は幼児ではなく少し年齢層をあげて中高生に踊って貰うことを想定の一部に加えて「クラブマウスビート」を作ったのではないかと思えてきます。
コロナの関係で、以前ほど多くのゲストをパークに招き入れることはできない。
そうすると、これまで頻繁に通ってくれていたゲストにとって「ディズニーに行かない生活」が日常になり、コロナ克服後もそのまま戻って来てくれなくなる事態だけは避けたい。
その対策として、踊りやすいショーを作り、踊ってみた動画を作ってもらい、パークに来れない間も少しでも心をパークに繋ぎ止めようとしているのではないかとさえ思えてきます。
そういう意味では「クラブマウスビート」は、このコロナ禍の現状に最も適したショーなのかも知れません。
もしそうなのであれば、多少ダンスのキレが落ちても、ステージ上での動きが少なくなろうが、それは仕方のない事なのかも知れません。
しかしそれで良いのでしょうか?
ろじねこさんが見たいの「最適なショー」でも「最良なショー」ではなく「最高のショー」なのです。
年パス持ちは、体感では以前の10倍以上の金額を払ってパークに入っています。
で、あれば、それだけの結果をもとめてしまうのが人情です。
特に、年パス時代の最後に「イッツベリーミニー」という傑作ショーを見せられてしまってはなおさらです。
全てはろじねこさんの妄想なので、「これが私たちに出来る最高のショーだ」と言うのであれば、私からは何も言うことはありませんが、
正直申し上げて、「クラブマウスビート」上演後に、万雷の拍手と歓声を上げている他のゲストさんを見ながら「ん〜・・・それほどだったか?」と疑問に感じてしまいました。
コロナ禍の今の状況を考えれば、充分な出来なのかも知れませんが、あれを傑作ショーと讃えられるほどろじねこさんは大人ではないのです。
ただ、コロナが収まるどころか、まだまだ猛威を振るう難しい状況の中で、新しいショーを始めてくれた事に関しては、最大限の感謝をしている事は間違いありません。
これからは「コロナを踏まえた上でのショー」のあり方をみんなで考えていくことになるかも知れません。
そう言う意味では「クラブマウスビート」は、その最初の叩き台となるショーと言えるのでしょう。
「クラブマウスビート」は、そんな「いま」と「これから」を考えるきっかけになるようのショーでした。
ろじねこさんももう少し大人になって、暖かく過程を見守れるようになりたいと思います。
と言うことで、久しぶりの舞浜での辛口レビューでした。
え?
なになに?
「斬るべきは『クラブマウスビート』だけなのか」って?
「他にも斬るべきショーがあるだろう」って?
セイセイ・・・皆まで言わずとも、お前らの言いたい事は分かってるぜ。
久々の辛口レビューが、こんなもんで終わるわけないでしょうが‼︎
もう逃さないぞ‼︎「フォレストシアター」‼︎
次はテメェだ‼︎「ミッキーのマジカルミュージックワールド」!!
次回、辛口レビュアーろじねこさんによる「ミッキーのマジカルミュージックワールド」斬り‼︎
ご期待ください。