辛口レビュアーろじねこさん 「マリオカート・クッパの挑戦状」斬り

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辛口レビューファンの皆さんお待たせしました。

お久しぶりの辛口レビューです。

今回のターゲットは、なんと「USJ」にこの春登場した、「マリオカート・クッパの挑戦状」です。

なぜUSJに行く事になったのかはおいおいブログにて記載しますが、とりあえず辛口レビューから。

では早速、「マリオカート・クッパの挑戦状」の辛口レビューに入ります。

以降、ネタバレや酷評を含む可能性がありますので、ご注意下さい。

うーん・・・マリオカートか?

いや、マリオは出るし、甲羅を投げるから「マリオ」ではあるなぁ・・・

ならば「カート」なのか?

大げさではなく「全世界待望」と言っても差し支えないレベルの大型新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がUSJにて開業しました。

今回のレビューする「マリオカート・クッパの挑戦状」は、その目玉となるアトラクションです。

入り口はこんな感じ。

クッパさんのお城なのでしょうか。

中は、舞浜同様キューラインがウネウネと走っています。

ろじねこさんが遊んだのは、開園時間直後だった為、ほぼ待機列はありませんでしが、キューラインがあまりにも長すぎるので、

クネクネ歩き過ぎて搭乗エリアに到達する頃には、目が回って気持ち悪くなってました・・・

さて、このマリオカートはジェットコースターの様に、頭を空っぽにしてはしゃぐ様なアトラクションではありません。

点数を競うゲームです。

舞浜で言うならば、バズのアストロブラスターや、トイ・ストーリーマニアの様な感じです。

ただ、上記のアトラクションに比べて遥かにゲーム内容が複雑なので、しっかり予習しないと高得点は狙えません。

しかも、スタートする前までに色々と準備が必要なので、結構大変です。

まず順番としては以下の通りです。

  1. 説明書を受け取って勉強する。
  2. 説明書を返却する。
  3. サンバイザーを受け取って装着する。
  4. カートに乗る。
  5. ゴーグルをサンバイザーに装着する。
  6. パワーアップバンドを持っている場合は、パワーアップバンドと搭乗機を紐付ける。

上記の手順を、並んでからカートが発車するまでに済ませなければなりません。

初見には厳しすぎる作業です。

上記の手順の説明が、貸し出される「説明書」と前室での映像くらいしかありません。

何度も通える人は良いが、一生で一度しか乗れないような人は、準備をミスったら生涯一度のマリオカートが台無しになってしまいますので注意しましょう。

そして、数々の試練(準備)を乗り越えたら、早速カート開始です。

カートは最大4人乗りです。

アトラクションとしては、白雪姫やピーターパンの様に、レールに沿って進んで行きますが、

装着したゴーグル越しに周りの景色を見ると、アイテムや仲間(マリオさん達)やクッパ軍団が見えます。

アイテムを集めつつ、クッパ軍団を攻撃しながらゴールを目指していきます。

攻撃は、対象を見ながら攻撃ボタンを押すと甲羅を投げて攻撃します。

そして最終的には、道中で集めたコインの数を競います。

どのくらいが「凄いスコア」なのかは分かりませんが、取り敢えず「100枚獲得を目指しましょう」的な説明はありました。

と、一通りマリオカートの概要の説明が終わったので(説明にこれだけかかる時点で「誰でも楽しめるアトラクション」ではないと思うが)ろじねこさんのレビューに入ります。

ゲームが面白いか面白くないか以前に、全くスピード感がない。

搭乗中の演出は「凄いスピードが出てますよ!!」感を出していますが、

実際にはノロノロ進んでいます。

スピードを競うレースゲームがモチーフなのに、プーさんのハチミツ探しより遅いってどうなの?

まぁ、プーさんは最終的に「あっちの世界」に行っちゃうから比べる以前の問題かもしれませんが。

一生懸命ハイスピード感を演出すればするほど、現実のスピードとのギャップが広がり、終始苦笑いでした。

走りつつ、アイテムを集めつつ、攻撃しつつ、と言うマリオカートのゲーム性を再現するには、このスピードが限界だったのかもしれませんが、(後は敷地面積的な限界)

スピードを犠牲にしてまで搭載したゲーム性も、正直微妙でした。

ハンドルを切ってアイテムやコインを集めますが、ハンドルとカートが連動していないため操作している感が全くありません。(ハンドルを右に切ってもカートが右に曲がるわけではなかったと思います)

レース中に手に入れた甲羅で、敵を攻撃するのですが、それも思った様には飛んでいかず、ストレスが溜まるし、

敵に当てる事が出来ても、いまいち爽快感がない。

ようやく甲羅の当て方を覚えた頃に、ラスボスクッパさんとの戦いになりましたが、

ろじねこさんは道中に調子に乗って撃ちまくったため、クッパ戦の時は甲羅が枯渇しており、ただの傍観者になってました。

ライド型のアトラクションとして、スピード感もいまひとつ、

ゲーム性のあるアトラクションとしても、初見ではいまひとつ楽しめない。

ろじねこさんの感想としては、色々乗っけた結果、器用貧乏なアトラクションになってしまった様に感じてしまいました。

滞在期間中に合計3回乗りましたが、結局その楽しさを感じる事はありませんでした。

これなら、ゲーム性を付けずに上海ディズニーのトロンの様なレース風ジェットコースターにした方が楽しめたのではないかとは思いました。

上海ディズニーランド トロン

と言う事で、全世界待望のマリオカートアトラクションでしたが、ろじねこさん的にはアトラクション本体より、凝ったキューラインの装飾の方が楽しめてしまいました。

きっと何度か通ってゲームに慣れれば、楽しさを理解できるのだろうと思うのですが・・・

皆さんも、もしUSJに行ってマリオカートに搭乗する予定がある場合は、予習して行く事をおすすめします。

ちなみに、極稀にゴーグルに全く映像が映らず、ゲームに参加出来ない状態になってしまう事があります。

その場合は、カートを降りた直後にクルー(舞浜で言うところの”キャスト”)さんに「映像が映りませんでした」と申告してください。

ろじねこさんの場合は、映らなかったゴーグルを確認の上、再度乗せてくれました。