辛口レビュアーは「べリミニ」を語れない。

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今回の記事は、「ベリー・ベリー・ミニー」期間中に、ショーベースにて公演されている「イッツ・ベリー・ミニー!(べリミニ)」の個人的な感想が記載されています。

中にはネタバレや批判的な内容も含まれる可能性があります。

ネタバレを許容できて、個人的な感想を個人的な感想と受け入れられる方だけお進みください。

では、辛口レビュアーろじねこさんによる「イッツ・ベリー・ミニー!」の感想です。

結局、ろじねこさんには「イッツ・ベリー・ミニー!」を語る事は出来ないのでしょう。

Dオタ達を狂喜乱舞させている「イッツ・ベリー・ミニー!」を見てきました。

波乱万丈な鑑賞までの道のりは後日記事にするとして、今回は「イッツ・ベリーミニー」の観賞後の感想を簡単にまとめてみたいです。

「イッツ・ベリーミニー」は予想通り、Dオタの為のショーでした。

そしてやはりろじねこさんは、その波には乗り切れません。

悪いショーではありません。

むしろDオタ達の期待値を超える素晴らしいショーだったのかもしれません。

ろじねこさんも懐かしい音楽や衣装に、グッと来る瞬間もありました。

しかし「テーマがどうした」「ストーリーがどうした」と、格子状の枠の中でショーを整理しようとしてしまうろじねこさんには、

ただあるがままを感じる様な「イッツ・ベリーミニー」は敷居が高すぎたのでしょう。

そしてろじねこさんは「イッツ・ベリーミニー」を見ながら、「ベリミニを見るのは、”鑑賞”ではなく”確認”の行為なのかもしれない」と感じました。

自分が人生の多くの時間を共に過ごした「ディズニー」が何であったか、

いかにその日々が素晴らしい音楽とショーに彩られた「素晴らしき日々」であったか、

そして、そんな「素晴らしき日々」が、きっとこれからも続いていく事の。

それは、舞浜に通っている自分が「何者であるか」を確認する事と同じ事なのかもしれません。

だからこそ、ほとんどの時間をディズニーと共に過ごしてきたわけでもなく、

かつ、これからどれ程の時間を舞浜で過ごせるか分からないろじねこさんは、

イッツ・ベリーミニーによって、自分がどこまで行っても、Dオタとしては不完全である事を再認識させられてしまったのかもしれません。

別にその事を悲観している分けではありません。

ただ「あぁそうなんだなぁ。」と思っただけです。

それでも、ろじねこさんが舞浜に通う様になって10年以上経ちます。

そのため、ひとかどのDオタを気取って「感動する」事も出来るでしょう。

現に感動したシーンもありました。

しかしネタとは言えの「辛口レビュアー」を名乗っている以上、

世界中の全てのDオタが感動していたとしても、「わからないもの」は「わからない」と言わねばならんのです。

舞浜沼から片足踏み外している事を「にわかDオタ」のアイデンティティとし、

斜に構えたレビューを売りにしているろじねこさんにとって、

舞浜沼に肩まで浸かることを絶対条件とし、

考えるのではなく、ただありのままに感じる事を求める様なショーが出てきてしまった以上、

もう何も語ることが出来ないのです。

勘違いをしないでいただきたいのですが、ベリミニは素晴らしいショーだと思っています。

そして、これから何年か経ったら、この伝説のベリミニを生で見たかどうかが、Dオタを分ける一つの分水嶺になるようなショーなのかもとも思っています。

イッツ・ベリーミニーは「素晴らしいショーを作る」事に挑み続けたであろうディズニーと、

それを追い続けたオタ達にとっての、一つの”句読点”の様なショーなのかも知れません。

“句読点”はただの「記号」で、それ自体に意味はありません。

でも、時には意味を持たぬ「記号」が意味を持つことだってあるかもしれません。

だから、ろじねこさんもこれから2ヶ月余りの間、ランドに通い詰めて「イッツ・ベリーミニー」を可能な限り見続けるつもりです。

自分達が凌ぎを削って鑑賞エリアを奪い合ったショー達が、いかに素晴らしいものであったかを再確認するために。

そしてその日々が間違いではなかったと胸を張って言うために。

「イッツ・ベリーミニー」そのものが好きか嫌いかに関わらず、

舞浜でショーを見続けてきた人達は、一度は見ておくべきショーなのかもしれません。

と言う事で、集え!!Dオタ達よ!!

自分が何者であるかを確認するために。