辛口レビュアーろじねこさんの、本当は怖い「ソング・オブ・ミラージュ」斬り

スポンサーリンク

と言う事で、ハンガーステージの新ショー「ソング・オブ・ミラージュ」が正式にオープンしましたので、スニークの際の感想を書いていきたいと思います。

ただし「ソング・オブ・ミラージュ大好き!」「可愛い!」「尊い!」と言う方は、これ以上お読みにならないことをおすすめします。

では、辛口レビュアーろじねこさんによる「ソング・オブ・ミラージュ」斬りです。

以降ネタバレを含みますし、スニーク時の公演内容をもとに記載していますので、正式オープン後の内容とは差異がある場合もありますので、ご注意下さい。

ある日、グーフィーさんが飛行機の整備場で働いていると、伝説の都「リオ・ドラード」の遺物と思われる杖を拾ったミッキーさん一行が訪れる。

出展:The RIVER

冒険心に火がついたミッキーさん達は、「リオ・ドラード」を目指す事にしますが、場所も分からなければ行くすべもない。

しかし、グーフィーさんが偶然杖の飾りに触れた瞬間、世界が歪み出して、

ミッキーさん一行は、飛行機の整備場からジャングルへと飛ばされてしまう。

その後も誰かが杖の飾りに触れる度に、いろいろな時代の様々場所にとばされる。

度重なるピンチも、チームワークで乗り越えたミッキーさん達は、遂にリオ・ドラードへとつながる黄金の河に到着。

みんなでその河を登り、夢にまで見た伝説の都「リオ・ドラード」へとたどり着く。

そこで繰り広げられる夢のような宴と祭りと共にミッキーさん達は舞台から去り、

出展:The RIVER

風景が飛行機の整備場に戻ったところでショーは終わる。

ハンガーステージ初のディズニーキャラクター出演の本ステージ。

素晴らしい音楽とダンス。

それぞれキャラ毎の個性的な世界。

なかなか力を入れて来たショーの様に感じました。

とにかく音楽が良かったです。

見どころは沢山ありますが、個人的に気にっているシーンは、

ショーの中盤でピンチに陥るミッキーさんが、不安げなミニーさんに振り向いて、

「君をリオ・ドラードへ連れて行くよ。」と突然男気を見せるシーンです。

「君を甲子園に連れていく」バリに甘酸っぱくなるシーンでした。

ただし、気になる点もあります。

ステージや舞台装置が、前ショー「アウト・オブ・シャドウランド」のステージを、ほぼそのまま使っているようで、

若干チグハグさを感じ所もありました。

ですが、それでも十分見応えのある面白いショーでした。

出展:The RIVER

と、言うことで辛口レビュアーによる「ソング・オブ・ミラージュ」斬りでした。

辛口レビューはここでおしまい。

ここからは・・・

裏辛口レビューです。

「明るく楽しいソング・オブ・ミラージュ」が好きな方はお引き取り下さい。

ここからは、ろじねこさんが鑑賞した時に感じた、極々私的な感想になります。

「私的な感想」を「私的な感想」として楽しめる方のみ、お進み下さい。

素晴らしいと言えるショーではありましたが、正直な感想を言うと、ちょっと異様なショーだと感じました。

もっとはっきり言うなら「怖かった」です。

出展:The RIVER

最初は楽しいショーだと思っていたのですが、

ショーが進むにつれ、なんと言いますか・・・宗教観と言うか人生観と言うか、何かが込められているような気がして来ました。

そして、それが決定的となったのが最後のシーンです。

リオ・ドラードでの祝祭のシーンで、このショーはクライマックスを迎えます。

そしてそこで演者達は、カーテンコールの様に客席に手を振りながら順にステージから去っていきます。

出展:The RIVER

これで終わりかと思いきや、シーンが最初の整備場に切り替わります。

そして誰もいない整備場の風景のままショーの終了アナウンスが流れました。

なぜ最後に整備場に切り替えたの?

リオ・ドラードのシーンで終わりにする事も出来たのに、なぜ最後にわざわざ誰もいない整備場を見せる必要があったのでしょうか?

わざわざシーンを切り替えると言う手間までかけて見せた「誰もいない整備場」、このシーンには絶対に意味があるはずです。

そしてその「誰もいない整備場」に切り替えたあとで、ショーの終了アナウンスが入ったと言うことは、

「誰もいない整備場」もショーの一部である事も間違いありません。

一体、ソング・オブ・ミラージュって何の話なの?

出展:The RIVER

ある日突然、人知を超えた力でこの世界から切り離され、不思議な世界に迷い込むミッキーさん達。

そこで起こる様々な試練を超えたら、目の前に現れる黄金の河。

その河をさかのぼると、伝説の都「リオ・ドラード」に辿り着く。

そこは花が咲き、蝶が舞い、鳥達が歌う伝説の都。

全ての苦しみから解放されたミッキーさん達は、そこで歌い踊る歓喜の祝祭を楽しみます。

そして誰もいなくなってしまった整備場・・・

これ何の話?

言いようのない「うすら怖さ」を感じるのはろじねこさんだけでしょうか?

そして翌日、知人が「ソング・オブ・ミラージュ」を見たがっていたので、

あえて何も伝えずに連れて行き、感想を聞いたところ、

「なんか宗教的な感じだったね。そして、あの最後のシーン何?」

やっぱりそうだよね?

やっぱり変だよね?

良かった。少なくとも「ソング・オブ・ミラージュ」に違和感を感じたのはろじねこさんだけではありませんでした。

と言う事で、「ソング・オブ・ミラージュ」は、音楽もダンスも衣装も素晴らしく、なかなか見所のあるショーではありますが、

出展:The RIVER

ろじねこさんの感想は、「怖っ!!」でした。

みなさんも是非その目で「ソング・オブ・ミラージュ」のラストシーンを見て、そしてその意味を考えてみてください。

今まで見たことないディズニーが見えるかも?