巴水とムーミンと幾原邦彦と

スポンサーリンク

今年のゴールデンウィークは長かったですが、お金が無かったので、都内でのんびりしてました。

良い機会なので、なんとなく行きたかったイベントを回ってきました。

最初は日本橋の丸善さんで開催されていた「新版画の美-川瀬巴水木版画展」です。

川瀬巴水(かわせはすい)とは、大正から昭和初期にかけて活躍した版画家さんです。

版画とは思えないくらい緻密で美しい作品を残した方で、

出典:山田書店 オンラインストア

どちらかと言うと、国内より海外での人気の高い方の様で、

あのスティーブジョブズもコレクションしていたと言われています。

出典:山田書店 オンラインストア

昨年テレビか何かで知り、その美しい作品が好きになり、いつか本物を見てみたいと思っていたら、

日本橋の丸善さんで小規模ながら、展示即売会をやっていたので見てきました。

実物はやはり素晴らしかったです。

出典:山田書店 オンラインストア

あんまり難しい事は分かりませんが、とにかく美しかったです。

ぱっと見て「美しい」と思える作品が多いので、いずれ日本国内でもブームが来るのではないかと思っています。

出典:山田書店 オンラインストア

次に行ったのは、六本木ヒルズで開催されている「ムーミン展」と併設のムーミンコラボカフェです。

こちらはかなり人気だと聞いていたので、オープン前には行きたかったのですが、

いつもの寝坊で、到着は10時過ぎ。

チケットを買うために10分ほど待ち。

会場に着くと、さらに入場までに20分ほど待つとのこと。

そのまま待っても良いのですが、ムーミン展を見た後に併設されているコラボカフェに行くと、そこでもかなり並ぶことになりそうなので、

先に開店前のコラボカフェに並んで、後からムーミン展に行く事に。

11時開店の30分ほど前なのに、すでに数組並んでいました。

注文したのは「スナフキンバーガー」と

「ニョロニョロパエリア」と

「ムーミン谷プレート」

ドリンクは「ニョロニョロタピオカドリンク」と

「ミィのイチゴミルク」です。

相変わらず頼みすぎ。

どうでも良いけど、この日はめーたんと一緒でした。

どれも見た目はかなりのクオリティでしたが、

ミィが抜群に素晴らしかったです。

イチゴと鈴カステラとアーモンドでミィを作るなんて考えもしませんでした。

久々に食べるのがもったいないと思えるメニューに出会いました。

味のほうは、突出して美味しいわけでは有りませんが、

どれもコラボカフェとしては上々でした。

注意点はスナフキンの帽子は、とんがりの部分と、ツバの部分が別になっています。

動かした拍子にとんがりが落ちる事もありますので、撮影する方はご注意下さい。

そして食後、ムーミン展に入場。

「大規模な原画展」と謳うだけあって、なかなかの規模でした。

ろじねこさんは、お土産物屋さんも含めて、2時間程度かかりました。

普通の絵画と違い、ノートの片隅に描いたイラストなども展示しているため、

全体的に絵が小さく、ちゃんと並んで最前で見ないと、まともに見れない絵もあるので、結構時間はかかりました。

有名な挿し絵の原画なども展示されており、ムーミンの原作好きにはかなりエキサイティングな原画展だと思います。

が、ろじねこさん的には飛行おにの原画が一点しかなく、それも背景にちっちゃく描かれている程度出したので、その点だけは残念でした。

まぁ、所詮はスナフキンやミィに比べると、遥かにマイナーなキャラなので、ムーミンバレーパークの様に大々的に扱ってくれる事の方が稀なのですが。

お土産は、クリアファイルを数点購入。

お気に入りは、じゃこうねずみさんと、

最近グイグイ来ているニンニさんです。

そして最後に行ったのは、「幾原邦彦展 ~僕たちをつなげる欲望と革命の生存戦略~」です。

アニメ監督の幾原邦彦さんのイベントです。

少女革命ウテナや輪るピングドラムといった「独特」な世界観を持つ作品を作る監督さんで、

どのくらい独特かというと、多感な年頃に偶然ウテナを見たろじねこさんの精神が、

その後、健やかに屈折していった事を考えればご想像出来るかと思います。

幾原邦彦展の内容は、セル画時代の作品は、セル画などが展示されており、

デジタル時代の作品は設定画的な物が展示されていました。

以外だったのは、セーラームーンのセル画もあった事です。

幾原邦彦さんというと、ウテナ以降のイメージが強いから、セーラームーンの展示があるとは思いませんでした。

図録の当日販売分が完売だったのは残念でしたが、とても楽しかったです。

ということで、ディズニーにも通いつつ、芸術の春を満喫したゴールデンウィークでした。