辛口レビュアーろじねこさん ムーミンバレーパーク斬り 前編

スポンサーリンク

遂に来週ムーミンランドこと「ムーミンバレーパーク」がオープンします。

それに先駆けて、今週ムーミンランドがプレオープンイベントが開催されました。

と言うことで・・・

ろじねこさんが・・・・・

ムーミンランドに来たーーー!!

あと一週間が待てず、飯能市にふるさと納税をして、プレオープンチケットを入手しました。

では早速辛口レビュアーろじねこさんによる、ムーミンバレーパーク斬りです。

以降ネタバレを含みますので注意

楽しかったです。

ろじねこさんレベルのムーオタであれば、十分楽しめました。

でも、手放しでは絶賛は出来ませんし、このままではムーミンランドの未来は決して明るいとは思えませんでした。

ではろじねこさん視点での感想を書いてみます。

アトラクション編

海のオーケストラ号

内容は、ムーミンパパがムーミン達に、自分の若かりし頃の冒険話を聞かせると言うお話。

ムーミンパパの冒険に合わせて、模型の船や飛行機が登場し、壁や床にプロジェクションマッピングが表示されます。

ろじねこさんが好きなエピソードですし、映像もなかなか力が入ってて楽しかったです。

海や空を冒険するストーリーなので、一部演出として軽く水がかかることがありますが、ほんの霧雨程度なので、特に防水対策は必要ありませんでした。

リトルミイのプレイスポット

リトルミイがムーミン屋敷で暮らすことになるまでの物語を簡単なクイズを交えた映像で楽しむアトラクション。

ミイがイタズラを仕掛けてくる参加型のシアター系のアトラクションと聞いて、タートルトークの様な感じを予想していましたが、

ゲストいじりは、前説の時に撮った変顔写真が映像に登場する位で、

リアルタイムでミイと会話するような事はありませんてました。

客席は4列ありましたが、特に列ごとに段差や傾斜は無いので、

前方に背の高いお父さんなどが来ると、後方の席はかなり見えづらくなります。

しっかり楽しみたい方は、早めに並んで最前列を取ることをお勧めします。

ムーミン屋敷ツアー

こちらはムーミンバレーパークのシンデレラ城でお馴染みの「ムーミン屋敷」の中を回るツアーです。

定員は一回付き20人程度で、それをそれぞれ10人程度の二組に分けて、五分程度の時間差をつけて、ツアーが始まります。

ルートは地下から始まり、最上階まで上がったら、一階まで降りて終了です。

ツアーは約20分程度で、屋敷の中はガイドのおねぇさんがいろいろ見所を紹介してくれます。

最後は、勇者のメダルはもらえませんが、シールはもらえました。

屋敷内はかなり狭くては、荷物の多い人は大変そうでしたが、かなり作り込まれていて楽しかったです。

ただしこれらのツアー型のアトラクションの宿命として「私○○大好きなの」アピール系のオタと同じ組になると地獄です。

ろじねこさんのグループにもそのようなオタグループがいらっしゃって、

おねぇさんが何か説明する度に「キャー」「マジで!!どこどこ?パパのパイプどこ?」と「私ムーミン大好きなの」アピールしながら大騒ぎしていました。

ディズニーもそうですが、そう言う方がいると一気にシラケてしまいます。

でもムーミン好きをアピールする割には、地下室の足跡の主が誰か聞かれたときには無言でしたので「トフスラン」と「ビフスラン」は知らなかったようです。

ディズニーに例えると、マウントを取りに来たわりに、ホセパンを知らなかったような感じです。

ショー編

たのしいムーミン一家 ~春のはじまり~

ムーミンバレーパークのメインステージ「エンマの劇場」で1日3回程度開催される、屋外ショー

ストーリーは大きく二部構成になっており、

前半は、冬眠からさめたムーミン達が、みんなでおさびし山に遊びに行って不思議な帽子を手に入れる。

後半はその帽子で遊んでいたら、ムーミンが帽子の魔法(呪い?)で姿が変わってしまうお話。

見所は、やはりムーミンが登場した瞬間です。

「おー」と、どよめきが起きました。

次の見所は、姿が変わってしまったムーミンの訴えを、ちゃんと聞いて状況を理解しようとするムーミンママに対して、

変身ムーミンの話を全く聞かず、「ムーミンを返せ」とばかりに突き放すパパのクズっぷり(褒め言葉)が素晴らしい。

でもやっぱり一番の見所は、イケメンなスナフキンです。

アップルポイズン様的なイケメンではなく、

アイドル的なチャーミングなイケメンさんでした。

そしてそのイケメンスナフキンが、雲形セグウェイを乗りこなすムーミンに対抗して、

「ムーミン競争だ」と、格好つけながら雲形セグウェイに乗って出てくるシーンは最高で、お腹を抱えて笑いました。

ディズニーのショーの様に、ダンサーを従えて、歌と踊りで魅せるレビューショーではなく、

キャラクターのみが登場する、ミュージカル仕立てのショーなので、派手さではディズニーにかないませんが、

愛くるしいキャラクター達のほのぼのしたショーで、楽しかったです。

展示施設編

コケムス

ムーミンの原作の世界を表現した展示スペースと、精巧なムーミン谷のジオラマ等がありました。

展示スペースは、正直挿し絵を拡大して並べているだけなので、都内で行われる「ムーミン展」の拡大版と言う印象でしたが、

ジオラマは素晴らしい。

かなり大きく、精巧に作られているので、見れば見るほど発見があって、いくらでも見てられました。

ただし、それらの細かい意匠に気付くためには、なかなかのムーミンリテラシーが求められます。

と言うことで、ムーミンバレーパークプレオープンで回れたアトラクションとショーは以上です。

あれだけ騒いでいた、飛行おにのアトラクションは、発着場に飛行おにがいなかったことと、

ディズニーの経験上「15分待ちくらいかな」と思った待機列が、「2時間待ち」と言われたことで心が折れてしまい「あとで行こうと」思って、夕方の5時頃に戻ったら、すでにクローズしていて乗れませんでした。

ということで、ろじねこさん的には、どれもなかなか楽しめたのですが、基本的にはそこそこのムーミンリテラシーがないと楽しめないかもしれません。

事実、一緒に行った連れ(なんとなくキャラの名前くらいは分かるレベル)は「どれも微妙だった」と言っていました。

では、ムーミンバレーパークを楽しむためには、どの位の知識が必要なのでしょうか?

ろじねこさんなりに「ムーミンリテラシーレベル」を3段階に分けて設定し、

それぞれのアトラクションを楽しむのに必要と思われるリテラシーレベルを発表したいと思います。

参考としてディズニーで例えるとどの位のリテラシーレベルかも併記します。

リテラシーLv.1

ムーミン:ミイ大好き!ミイかわいい!え?スニフって何?という、ムーミン好きというかむしろミイが好きな方々。

ディズニー:ダッフィ大好き!シェリー・メイマジ天使!え?チップとデールって顔違うの?という位の知識

リテラシーLv2

ムーミン:原作を読破はしていないが、アニメ版はある程度は見ていて、主要キャラのキャラクターと関係性ぐらいは把握しており、かつ推しキャラもいる。

ディズニー:パークに登場するキャラは概ね把握しているが、話題作以外の映画までは見ていない。チップとデールの区別はつく。

リテラシーLv3

ムーミン:これまでは、たまに開催されるムーミン展等でカタギ相手にマウントを取っていたが、常時マウントが取れる常設のムーミンテーマパークができて、わが世の春を謳歌している超攻撃的ムーミングラップラー。

ディズニー:自覚の有無に関わらず、パークは楽しむ場所じゃなくて、愛と信仰心を競う場であり、アトラクションのクローズ日やイベントの最終日は、自分のディズニー愛を世に知らしめるための格好の発表の場だと思っている。この世にチップとデールの区別がつかない人間がいるとは夢にも思っていない。

以下のレベルをムーミンパークのショーとアトラクションに照らし合わせると、必要リテラシーレベルは、概ね以下の通りではないかと思います。

  • リトルミイのプレイスポット:リテラシーLv1
  • ムーミン屋敷ツアー:リテラシーLv1
  • 海のオーケストラ号:リテラシーLv2
  • 展示施設コケムス:リテラシーLv2
  • ショー:リテラシーLv2

以上の様に「ガチオタ」しか楽しめない様な「選ばれし者のアトラクション」はありませんでしたが、

最低限ムーミンが語れる程度のリテラシーが無いと、アトラクションやショーは楽しめないかもしないと感じました。

と言うことで、ムーミンバレーパーク辛口レビュー前編は終了。

後編は、ムーミンバレーパーク全体に対するろじねこさんの感想です。

ディズニーを捨て、「ムーオタになる宣言」までしたろじねこさんが、大人気なくもムーミンバレーパークを滅多斬りにする姿に一同驚愕。

飯能民よ・・・震えて眠れ。

つづく