先日、知人から「ガルパンの映画を見に行きたい。」と連絡がありました。
ガルパンとは「ガールズ&パンツァー」の略称で、
華道や茶道と並び、乙女の嗜みとして「戦車道」というのが存在する架空の日本が舞台のアニメの事です。
可愛い女の子と、熱血部活もの的な熱いストーリー
そして激しい戦車での戦いで、アニメファンにバカウケしました。
そして主人公が通う架空の「大洗女子学園」の所在地とされ、
作中度々街並みが登場する茨城県の大洗はファンの間では聖地と化し、
そこを巡る旅行は聖地巡礼と呼ばれ、地域に大きな利益を生んだ。
ろじねこさんは、テレビアニメが終了後に「すごい面白いらしい」との噂を聞いてDVDにて鑑賞。
あまりの面白さに、最終回まで一気に見てしまいました。
ただ熱心にハマった訳ではなかったので「あぁ、また映画やるんだぁ」位しか思っていませんでしたが、
まぁ誘われたのなら行っても良いか・・・と言う事で一緒に行くことにしました。
でもただ映画を見るのもつまらない。
という事で、映画鑑賞とあわせて、ガルパン聖地巡礼旅行を企画しました。
ですが、中には「アニメグッズぶら下げて聖地巡礼とか、アニオタマジキモ過ぎ」
と、お思いの毎週舞浜に聖地巡礼されているDオタのお姉さま方もいらっしゃるかと思います。
概ねおっしゃる通りかと思いますが、
ただ大洗は他のアニメの聖地とは少し状況が違います。
という事で、旅行記に入る前に、なぜ大洗が特別な聖地なのかを軽くご説明します。
ろじねこ生活史上初!真面目に語るろじねこさんの登場です。
まず大洗は、東日本大震災の被災地です。
東北・北関東の多くの太平洋沿岸の街と同じく、
3月11日に、大洗町は津波に飲み込まれました。
出典:大洗町役場公式サイト
その後、復興を続けていくなかで、他の被災した観光地と同じように
観光客の呼び戻しが大きな課題となってきました。
そしてその被災地の多くは「震災」や「復興」中心に据え集客をはかりました。
しかし大洗は「ガンパン」を使い観光客の呼び戻しに成功しました。
これは、被災地が「震災」や「復興」と言う言葉を使わずに観光客の呼び戻しに成功した最初のケースだと言われています。
誤解しないで頂きたいのですが、大洗は「復興」を使わなかったから素晴らしくて
それ以外の町が大洗に劣っていると言う訳ではない。
大洗が成功した要因の多くには「運」が含まれている事は間違いないでしょう。
とは言え、大洗が非常に意義あるケースを示した事には、疑う余地はありません。
なので大洗は、ただ「アニメが流行った→舞台の町にファンが集まった。」だけではないのです。
つまり何が言いたいかと言うと、
だから大洗に行ってもキモく無いやい!
という事で、胸を張って可愛い萌えキャラのパネルをなめ回してきます。
待ち合わせは上野駅
ここから電車で水戸を経由して、大洗を目指します。
つづく