賢明な読者の方々はお気付きでしょうが
先日「アレ」「アレ」言っていたのはシーライダーのことです。
連休直前からシーライダーはスニークではありませんが、設備の試験とキャストさんの練習もかねて「テスト運行」が行われていました。
きっと連休中もやるだろうと踏んでいたろじねこさんは、日向ぼっこがてらポートディスカバリーで休憩していました。
因みに、ツイッターでは「GWにスニークやるわけないだろw」と言う書き込みを多数見かけましたが
実はテストやスニークをやる気があるか無いか、簡単に見極める方法があるのです。
その方法に照らし合わせて考えれば、あの日は「やる気のある日」でした。
心配の種としては、午前中に停電があったので
その影響で、実施不可になるかもしれない事くらいでした。
やったらもうけもんだな・・・と気長に待っていたら
突然、シーライダー付近の人たちが走り出したので
ろじねこさんも慌てて列に並びました。
やっぱりやりました。
そして待つこと約30分
施設内に案内されました。
ではここからは、恒例の辛口レビュアーろじねこさんによる、ニモ&フレンズ・シーライダー斬りです。
盛大なネタバレを含むのでご注意ください。
施設内の構造は、基本的にストームライダーと同じ。
前室の中央にキャストさんが説明をするお立ち台があり
ゲストは左右に別れて待機
キャストさんからシーライダーの世界観のレクチャーを受け
扉が開いたらそれぞれの部屋に入る。
お立ち台はシーライダーの模型が入った大きな水槽と、その上にこれまた大きなモニターがあり
それらを使い、シーライダーの世界観をレクチャーしてくれます。
アトラクションの内容は、魚を観察するために小さくなれる魚型の乗り物「シーライダー」に乗り込み
海の生き物を観察すると言うもの。
見所のひとつは、前室内でシーライダーがどのように小さくなるかを、模型を使って説明してくれるところです。
さてアトラクションの感想ですが
「ストームライダーの跡地にニモのアトラクションが出来る。」
と聞いて「こんな感じの物が出来るのかなぁ」と想像したの物と
寸分違わぬ物が出来上がりました。と言う感じ。
なので感想は「ですよねぇ」以外の何物でもありません。
それは良いことなのでしょうか?
それともディズニー自慢のイマジニア達がろじねこさんごときの想像を越えられなかった事は大きな問題なのでしょうか?
ろじねこさん個人としては、「すごいもの」が見れず非常に残念でした。
とりあえず一回乗ればいいかな?くらいです。
ですが、シーライダーは明らかに子ども向けのアトラクションですから
あのくらいで丁度良いのかも。とも思います。
むしろ気になったのは、展開の早いアトラクションなのに
ストーリーの説明らしい説明が一切無かったことです。
ストーリーはニモとドリーの映画に準ずる形になっています。
両方見ている人はわかりますが
見ていない人は話についていけるのでしょうか?
例えばウミガメたちに近づいていくシーンで、お父さんが「危ない」って騒ぐシーンがありましたが
映画を見ていれば、海流に乗って移動するウミガメの側に行くと、一緒に海流に飲み込まれて遠くに連れて行かれるから危ないってわかりますが
映画を見ていない子どもが瞬時にそれを理解できるのでしょうか?
後半のタッチプールのシーンも、「あ、シーンは水族館に移動して、ここはタッチプールだから子ども達が無慈悲に手を入れて来て危ないんだな。」と瞬時に理解出来るだろうか?
シーライダーに乗るならニモとドリーの映画ぐらい見ているのは当たり前
映画を見てないような人には理解してもらう必要はないし、嫌なら乗ってもらはなくても結構
と言うのではあまりにも寂しい。
そもそもニモ系のアトラクションは既にあるのに、何故またニモのアトラクションを作ったのか?
そんなことが許されるなら、ニモのアトラクションばっかりになって
そのうち東京ディズニーシーではなく、東京ディズニーニモになってしまう。
と言うことで、シーの幼稚化に拍車のかかるシーライダーに
ディズニー大丈夫か?
との思いが強くなりましたが
子ども向けのアトラクションとしては恐らく良くできているのでしょうから、まぁこんなものかと思ったシーライダーでした。