ディズニー変動価格制導入に関する2~3の考察

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ろじねこさんのDオタとしての活動も、残すところ1週間程度になりました。

残りはディズニーの思い出でも語りながら、のんびりと過ごしていこうと思っていたら、やってくれました。

やっぱり最後までディズニーはディズニーでした・・・・。

12月22日 オリエンタルランドが、東京ディズニーランド、ならびに東京ディズニーシーへの「変動価格制」と、ディズニーホテル宿泊者向けに「アーリーエントリーチケット」の販売を発表しました。

詳しくはコチラ→2020年12月22日東京ディズニーランドR/東京ディズニーシーRチケットの変動価格制導入について

まずは、「アーリーエントリーチケット」について。

「アーリーエントリーチケット」とは以下の様に説明されています。

ディズニーホテルに宿泊されるゲスト向けに、午前8時から東京ディズニーシーに入園が可能となる「アーリーエントリーチケット」を販売いたします。このチケットをご利用いただくことで、他のゲストより一足先に対象のアトラクションの体験やスタンバイパスの取得など、より充実したパークでの時間をお楽しみいただくことが可能となります。

出典:2020年12月22日東京ディズニーランドR/東京ディズニーシーRチケットの変動価格制導入について

説明を読む限り、現在休止している「ハッピー15エントリー」と同様のチケットと思われます。

一番の違いは「有料」(3,000円)というところでしょう。

こちらに関しては、ろじねこさんは特に不満はありません。

正直、宿泊者に無料で配布していた「ハッピー15エントリー」は、様々な不正の温床になっていた節があります。

有料にすることで、それらの不正に対して一定の抑止が可能になると思われます。

ろじねこさん的にこの「アーリーエントリーチケット」で気になったのは、入園が「午前8時から」と明記されていることろです。

「開園時間の○○分前」ではなく「午前8時から」なのだ。

「アーリーエントリーチケット」の販売期間は「2021年2月20日(土)~3月31日(水)入園分」とされています。

つまり、2021/2/20~2021/3/31は午前8時には開園しないという事なのでしょう。

公式の運営カレンダーを確認すると、対象期間はランド、シーともにすべて「9時開園」となっているので、1時間早く入園出来る事になります。※2020年12月23日時点

さらに、この「アーリーエントリーチケット」が常設の宿泊者特典になった暁には、パークの開園時間も「9時開園」固定となるのでしょうか?

そして、1時間3,000円を、高いと思うか安いと思うかは、その1時間で何をどのくらい出来るかにかかってくるので、続報を待つ事にしましょう。

さて、今回の発表の本丸は「変動価格制」の導入です。

金額は以下の通りです。

ディズニー変動価格制チケット
名称 変動価格制チケット 現在
大人 中人 小人 大人 中人 小人
1デーパスポート 8,200~8,700 6,900~7,300 4,900~5,200 8,200 6,900 4,900
10時30分~ 7,700~8,200 6,500~6,900 4,600~4,900 7,700 6,500 4,600
12時~ 7,300~7,700 6,100~6,500 4,300~4,600 7,300 6,100 4,300

「変動価格制」なので、ある一定の範囲でチケットの価格が変動する事になります。

金額を見て頂いて分かる様に、変動価格の一番安い金額が、現行のチケット金額と同じとなっています。

つまり今より高いチケットを買う事はあってもの、安いチケットを買う事なはないのです。

これは実質値上げと同じです。

ただし、ろじねこさんはその事には特に不満はありません。

ただ思う事は「ちょっとあんたセコいよ。」と言うところです。

値上するなら、「〇〇制導入」などと小賢しいことしないで、胸を張って値上してほしい。

「ディズニーでの1日には10,000円の価値があるから10,000円にする。文句あるなら”むさしの村”にでも行ってろ。」と。

「ごちゃごちゃ言わんと、俺たちが言った金額払えばいいんだよ。絶対後悔させないから。」と。

もう、「それが王者のする事か?」と思うのです。

今回の「変動価格制」の導入の目的をディズニーはこう説明しています。

チケットの変動価格制を導入することで、入園者数の繁閑差を平準化し、さらなるテーマパーク価値向上に努めてまいります。

出典:2020年12月22日東京ディズニーランドR/東京ディズニーシーRチケットの変動価格制導入について

ここで言う「繁閑差」とは、混んでいる日と空いている日の差の事を指すと思われます。

空いている日の金額を安くして、混んでいる日を高くすることにより、来場者を空いている日に誘導して、日ごとの混雑の差を解消しようという施策でしょう。

しかし、「変動価格制」を導入することで「繁閑差」が解消が出来るとは思えません。

考えてみてください。

もし「混雑している連休の真っただ中」と、「空いている平日」のどちらかにディズニーに遊びに行くならどっちに行きますか?

おそらく、ほぼすべての人が「空いている平日」を選ぶでしょう。

つまりそういう事です。

「入園日を選択できる人」は、「変動価格制」があろうがなかろうが「空ている平日」を選ぶのです。

そして土日祝日しかディズニーに行けない人は、値上げをされても「その日」に行くしかないのです。

結局、「繁閑差」と言う観点で言えば、「変動価格制」はそれを劇的に解消する様な効果は望めないのです。

そしてろじねこさんが一番気に入らないは、こんな素人が思いつくような事をディズニーが気付かないわけが無いのという事です。

「変動価格制」の導入を決めた人達も分かっているはずです、これでは「繁閑差」の解消は出来ないという事は。

では、なぜそんな「変動価格制」を導入したのか?

それは目的が「繁閑差の解消」ではないからでしょう。

なぜ胸を張って値上げができないのか。

それとも本当にこれで「繁閑差の解消」が出来ると思っているのでしょうか。

あるドラマで、欲に飲まれて道を踏み外していくヒロインに対して、ずっと側で支えてきた人が「これ以上気色悪い事しないで下さい!!」と懇願するシーンがありました。

本当にもうこれ以上がっかりさせないで欲しいのです。

ろじねこさんは、あと1週間程度で舞浜を離れます。

もうディズニーが何をしようと、どうでもいいのです。

本当にもうどうでもいいのです。

でも、ディズニーに通っていた事を胸を張って言えなくなるような事はしないで欲しいのです。

値上したいなら、値上げすると言え。

言葉を小賢しい道具にするな。

胸を張れ。

子ども達が見ているんだぞ。

やっぱり、もう舞浜にはろじねこさんの居場所はないのでしょうか・・・