2020年のディズニーランド冬のイベントが発表になりました。
ここ数年ランドの冬のイベントは「アナと雪の女王」のイベント「アナとエルサのフローズンファンタジー」でした。
それが昨年終了し、今年は35周年のグランドフィナーレを行い、
そして来年は新たなイベントが実施されます。
その名も「ベリー・ベリー・ミニー!」
ミニーさんが主役のイベントです。
冬でミニーさんと言えば、ベリー摘みミニーさんや、キャンパスミニーさんが思い出されます。
閑散期にはミニーさんが活躍するのでしょうか?
さて、この「ベリー・ベリー・ミニー!」の一報を聞いてろじねこさんが思った事は、
「そっちは行き止まりだぞ」です。
ろじねこさんは、基本的には「ベリー・ベリー・ミニー!」の路線には反対です。
ミニーさんが好きか嫌いかは関係なく、「ベリー・ベリー・ミニー!」はディズニーの目指すべき方向ではないと思っているからです。
ベリー・ベリー・ミニーのニュースリリースで、おそらく多くのDオタさん達が目に付いたのは、期間限定のミニパレード「ベリー・ミニー・リミックス」の以下の一文では無いでしょうか。
新たな音楽やダンスだけでなく、これまで公演してきたショーの要素も織り交ぜて、懐かしくも新しい世界を繰り広げます。
この一文を読む限り、このパレードでは過去のショーやパレードの音楽やダンス(あるいは衣装も)が登場するようです。
これはオタにはたまりません。
ろじねこさんも、何の音楽、何のダンスが登場するのか楽しみです。
が、
この様な、過去のショーやパレードの音楽やダンスを使うのは、ろじねこさんは反対です。
それは「やるべきではない」と思っています。
理由は、オタしか喜ばないからです。
10年前の音楽が流れて喜ぶ堅気のゲストがどのくらい居るでしょうか?
ろじねこさんはこのブログでも何度も書いていますが、ディズニーはオタの事なんか無視すべきだと考えています。
それにはDオタの末席に座るろじねこさんも含まれます。
ディズニーが相手すべきは、オタよりも遥かに多いオタ以外の人達です。
おそらくDオタを喜ばせることは、新規客を獲得するよりも遥かに容易だと思います。
内部でショーやイベントを作る人達は、常にディズニーの事を考えているのでしょう。
そう言う意味では、思考的にはオタと近いと思われます。(ディズニーが好きか嫌いかは別にして)
同じ事に興味があり、共通の言語を持つ者同士の会話は、ラクだし楽しいです。
作り手にとっても、自分の込めた趣向を汲み取ってくれる受け手(オタ)がいることは楽しい事でしょう。
しかし作り手とオタが、互いにしか通じない言語で盛り上がっているジャンルに、誰が入って行きたがるでしょうか。
むしろ「なんかわからない事で盛り上がってて、あいつらキモイ」と思われても不思議ではありません。
オタは永遠にオタであり続けるわけではありません。
いつか必ず卒業していきます。
だからこそ、オタしか喜ばないジャンルに未来は無いのです。
SNS等でたまに「オタはたくさん通うし、お金も多く使うのだからもっと優遇すべき」との意見を見かける事がありますが、
ろじねこさんはその意見にも反対です。
例えばひとりのオタが、年間100万円舞浜で使うとしましょう。
一方、年に一度来る一般客が一度に1人2万円のお金を使うとしましょう。
オタ1人が年間に舞浜で使用する金額は、年一回来園のワンデーさんの50人分となります。
TDRの年間来場者数(2018年度:32,558,000人)を考えれば、50人は誤差の範囲にすら入らない数かも知れません。
「私は1,000万円位は使っている!!」と言うオタさんが居たとして、それでも年間で500人分。
ブロードウェイ・ミュージックシアターの半分も埋まりません。
オタさんがどんなに通って、どんなにお金を落としたとしても、
雨後の竹の子のごとく湧いてくる大勢のワンデーさんの中では、
せいぜい「あの人、前も見かけたかも?」レベルでしかありません。
だからこそ、オタ寄りのイベントやショーを見る度に、ろじねこさんは「そっちではない」と言い続けているのです。
ただし、その事をディズニーが理解していないとは思っていません。
現に「ベリー・ベリー・ミニー!」は、ニュースリリースを読む限り、一期限定のイベントです。
だからろじねこさんは、ベリー・ベリー・ミニー!は、日頃冷遇しているオタへの罪滅ぼしか、あるいは日々我慢しているオタへのご褒美だと思っています。
ドナオタ的には、なぜそれがミニーさんなのか・・・とは思いますが。
「ベリー・ベリー・ミニー!」が終われば、次にご褒美が貰えるのは何年後かわかりません。
なので、オタの皆さん、やっと貰えたご褒美を存分に堪能しましょう。
そして次のご褒美のために、お手とお座りの練習をしましょう。