辛口レビュアーろじねこさん ツイステ3Dライブ斬り

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「Disney Twisted-Wonderland 3D Magical Live -Blazing Jewel-」を、うさぎさんと見に行ってきました。

ツイステはアプリ開発の第一報から追っていたので、彼等の5年の歩みの一つの到達点として参加してきました。

「Disney Twisted-Wonderland 3D Magical Live -Blazing Jewel-」とは、スマホのゲームである「ツイステッドワンダーランド」(以降ツイステ)のキャラクター達が歌い踊るライブイベントです。

折角参加出来ましたので、辛口レビュアーろじねこさんによる「Disney Twisted-Wonderland 3D Magical Live -Blazing Jewel-」斬り行いたいと思います。

以降「Disney Twisted-Wonderland 3D Magical Live -Blazing Jewel-」のネタバレや酷評を含む可能性があります。

ネタバレや酷評が嫌いな方はお引き取りください。

ここまで来た方は、「Disney Twisted-Wonderland 3D Magical Live -Blazing Jewel-」のネタバレや酷評がOKな方達で間違いないですね。

では辛口レビュアーろじねこさんによる「Disney Twisted-Wonderland 3D Magical Live -Blazing Jewel-」斬りです。

非常に面白かったです。

ブログの記事にはしていませんでしたが、うさぎさんと、うさぎさんの好きな「うたプリ」の同様のライブを見に行ってた事があるのですが、

同じコンセプトのライブですが、ツイステとうたプリでは大きく違いました。

その違いがとても面白かったです。

その違いとは、キャラクターの扱いです。

うたプリにとって、うたプリという作品に登場するアイドル達は実在する存在です。

ですがツイステにとってキャラクターはあくまでゲームの中のキャラクターで、実在はしない存在として扱っている様に感じました。(これはあくまで「公式が」という意味で、ファンの思いはまた別です。)

この差は会場や、映像の撮り方に大きく表れていました。

今回のイベントは、ステージに巨大なスクリーンを設置して、そこに歌い踊るキャラクター達を映して、あたかも彼等のライブに来ているかのような空間を作り上げるイベントです。

ろじねこさん達の席はDブロックで、かなり横からステージを見る位置でした。

座席表で位置を確認したときに「この位置だと、スクリーンを横から見るから、キャラクターが潰れて立体的に見えないけど大丈夫なの?」と、心配になりました。

それともディズニーには横からでも立体的に見える新技術でもあるのか?と期待しながら行ってみたが

普通に潰れた映像でした。

映画館の最前列の一番端の席から映画を観ている感じです。

これはうたプリではあり得ません。

うたプリの場合は、ステージに上がっているアイドル達は、そこに実在する存在なので、横から見て潰れていてはいけないのです。

だから潰れて見える席はほぼないと思います。(少なくともろじねこさんが行き始めてからは)

本当に前方の一番端の席も体験しましたが、かなり斜めではあるものの潰れて見えるような感じではありませんでした。

これだけではありません。

CGに関しても驚くべき事がありました。

ろじねこさんの見間違えでなければ、今日のツイステのライブで体が服を貫通している箇所が数カ所ありました。

CGでは珍しい事ではありませんが「修正とかしないのか?」と驚きましたし、

ある髪の長いキャラでは、後ろに下がった髪の毛が体の前に回り込み、体の一部に引っかかり激しく振動するという物理的にあり得ないシーンも見られました。(そう言う意図のシーンとかではなく、普通に会話をしているシーンです。)

これもCGではよくある事ですが「修正とかしないのか?」と驚きました。

今回のツイステのライブは「架空のキャラクターがあたかもそこに実在している様に感じてほしい」といった願いは全く感じられず

「ゲームのキャラクターをCGにして、大きなスクリーンに映しています。」というスタンスを貫き通していました。

そこがうたプリとは大きく異なりました。

だから「うたプリは素晴らしくて、ツイステはダメ」という訳ではありません。

ただろじねこさんは、3Dライブとは架空のキャラクターを実在する存在として感じてもらう為に努力しているもの、と思い込んでいたため

それを完全に放棄しているツイステの姿勢に驚いたのです。

さて、ここまではキャラクターの捉え方をみてきましたが、次は「そもそもこのキャラってこんなキャラなの?」と思った点をご紹介します。

今回のイベントはキャラクター達が歌って踊るライブ形式のイベントでしたが、

ツイステのキャラクターの中には、芸能人もいますが、ドカッと腰を据えた風格のあるキャラもいます。

しかし今回のライブでは、そんなキャラ達もノリノリで歌って踊っているのです。

その度に「こんなキャラだっけ・・・」と、思ってしまいました。

以前、ある声優さんが「売れるからという理由でCDを出すのは納得できない」的な事を仰った事があります。

ろじねこさんもその考えには賛同しますし、

今回のツイステのライブを見ていて、その言葉を思い出しました。

公式が「売れるから」という理由で自分のキャラの設定を蔑ろにしていいのか?

一応「こんな俺でもやれば出来ることを見せたかった」等の理由は有ったようですが、はっきり言って詭弁だと思います。

歌う事ありきで、どう理由付をするかという逆算の発想でしょう。

歌って踊るようなキャラじゃないのに、ステージ上でノリノリで歌って踊るキャラクター達を見ていて、

「所詮キャラは公式の奴隷でしかないのか?」

と複雑な気持ちになりました。

しかし、そんなキャラ達に歓声を上げ、盛り上がっているお客さん達を見ていると、

「客を呼んでなんぼ」「客を楽しませてなんぼ」「飯を食えてなんぼ」というエンターテイメントの本質もまた大事な要素なんだよなぁ・・・

とも思いました。

彼等は歌手としてデビューしたわけではないので

一応、今回きりのイベントではあるのでしょう。

一度きりのイベントなら楽しまきゃ損なのでしょう。

言ってしまえばキャラクターが歌って踊るだけのイベントでしたが、それからツイステの運営が何を求め、自分達のキャラをどう使おうとしているかが見えてとても面白いイベントでした。

10/24から期間限定でDisney+で配信されますし、DVDの発売も控えています。

現地で参加できなかった方達は、それらの方法で一度鑑賞してみてください。

いつも見れない彼等の姿に、皆さんは何を思うのでしょうか?