遂にランドのスペースマウンテンが一時休業に突入しました。
終了ではないので、いずれリニューアルした形で帰ってきますが、いまのスペースマウンテンは終わりなので思い出を語ってみたいと思います。
ろじねこさんとスペースマウンテンの最初の思い出は、小学生低学年にまで遡ります。
初めてディズニーランドに来た時にスペースマウンテンに乗りました。
その当時、ろじねこさんは怖くてジェットコースターには乗れませんでした。
でもスペースマウンテンはジェットコースターに見えず、宇宙船に乗ってビームを撃って悪の宇宙人をやっつけるアトラクションだと思い込んで並んでしまいました。
建物に入った辺りか「ははぁ〜ん。これはジェットコースターだな」と気付きました。
明らかに顔から血の気が引いていくろじねこさんに気付いた親戚のおじさんが「乗るのやめる?」と聞いてくれたのですが、
恥ずかしかったろじねこさんは「大丈夫・・・」と答えてしまい結局乗ることになりました。
猛烈なスピードで疾走するスペースマウンテンに「死ぬ!ろじねこさんはいま死ぬんだ!」と思った記憶があります。
結局、そこで死ぬこともなくライドを終えたろじねこさんは「もう二度とスペースマウンテンに乗るものか!」と心に誓いました。
それからしばらく経って、運命のいたずらかディズニーの年パスを購入し、Dオタの末席に座ることになりました。
そして、ビッグサンダーやインディー・ジョーンズなどに乗る様になった事で、数十年ぶりにスペースマウンテンに挑戦してみましたが、
「やっぱりこんなもの乗るものじゃない」と思いを新たにしました。
ビッグサンダーマウンテンは大好きになりましたが、スペースマウンテンは結局ジェットコースターとして好きになる事にありませんでした。
熱心なろじねこ生活ファンの方ならご存知でしょうが、ろじねこさんは三半規管が赤ちゃんなのですぐ乗り物に酔ってしまうのが最大の原因でした。
通常のジェットコースターなら、レールを見れば次の動きが読めるので、心の準備ができるんですが、
スペースマウンテンは真っ暗でレールが見えないので心の準備が出来ず、すぐに酔ってしまうのです。
ジェットコースター的には好きにはなれませんでしたが、ランドのアトラクションとしてはとても大好きでした。
未来をイメージした「トゥモローランド」の象徴として鎮座するスペースマウンテンにかっこよさを感じるとともに、
それに乗れないと言う事実が、更に神々しく感じさせていました。
それから、時間が経ち「当時の」未来を現実が追い越して、トゥモローランドが古臭くなってしまいましたが、
それでもそこに鎮座し続ける事で、古臭さを超えて「レトロフューチャー」を手に入れてからは、更にかっこ良さを獲得しました。
しかしそのレトロフューチャーだったトゥモローランドですが、ちょっとずつ再開発が進み、遂に本丸であるスペースマウンテンにもリニューアルの波が訪れました。
もう最近はディズニーの情報を追っていないので、どの様な形にリニューアルされるのかは把握していませんが、
少なくとも今までのグラグラして危うい様な感じはライド感はなくなってしまうのでしょう。
ろじねこさんの初めてのディズニーの思い出はいくつかあります。
一つは、ペニーアーケードとゲームセンター
一つは、初めて外国人に声をかけられたグランドサーキットレースウェイ
一つは、メインのチケットを使い切って、最後に余ったチケットで乗ってがっかりしたイッツ・ア・スモールワールド
そして間違って乗ったスペースマウンテン
ペニーアーケードはまだ現存しますが、ゲーム機の数も減って、かつての盛り上がりはなくなっています。
そしてゲームセンターは、影も形もありません。
グランドサーキットレースウェイは2017年1月11日にクローズしました。
イッツ・ア・スモールワールドは今も稼働していますが、2018年4月15日にリニューアルしているので、あの時のままではありません。
そしてスペースマウンテンが、リニューアルされます。
もう、ろじねこさんがディズニーに初めて来た時の思い出は、ペニーアーケードの一部に残るだけになってしまいます。
さみしい気もしますが、世の中はそういうものでしょう。
以前もどこかで書いた気がしますが、子どもの頃のろじねこさんがあの時のディズニーで思い出を作ったように、
新しいスペースマウンテンで、きっと新しい子どもたちが思い出を作るのでしょう。
そうやってディズニーはいろんな世代のいろんな人達に思い出を振りまきながら進んでいくのでしょう。
もう、とうの昔に時代はろじねこさん達のものではなくなっているのです。
だから、
さらば、いまのスペースマウンテン。
さらば、あの頃のトゥモローランド。
そして、さらば私の思い出のディズニーランド。
2024年7月31日 スペースマウンテン リニューアルのため休業