辛口レビュアーろじねこさん 「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」(シー)斬りとお遊戯会の憂鬱

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久しぶりにシーに来ました。

今のイベントは「ミニー・ベスティーズ・バッシュ!」というミニーさんのイベントです。

相変わらず、1〜2月はミニーさんが大活躍です。

ミニーさんのイベントがやってはおりますが、ミニーさんが目当てで来たわけではありません。

たまたま懸賞で当たったチケットが残っていたので、その消化が目的です。

特に激戦の何かがあるわけではないので、のんびり開園後にご出勤です。

今回のハーバーグリーティングは「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」と言うグリーティングです。

ミニーさんのグリーティングなのでさぞや混んでるだろうと思って、ミキ広についたら

ガラガラ・・・

熱量の高さには定評のあるミニオタ狙い撃ちのグリーティングなのに、この少なさ・・・

みんなハーバーグリーティングには愛想をつかしてしまったのでしょうか?

では、辛口レビュアーろじねこさんによる「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!(シー)」斬りです。

以降、「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」のネタバレや酷評を含む可能性があります。

ネタバレ、酷評でも問題ない方のみお進みください。

まぁ、一回見ればいいですよね。

最近のショーやパレードは「見たい」から見に来てるのではなく、

後で後悔したくないから「一回見れば満足だな」というのを確認しに来ている感じです。

そして内容は、ひたすら「ミニーちゃん大好き!」を連呼するかの様なグリーティングでした。

そんな「ミニーちゃん大好き!ミニーちゃん大好き!」と連呼するグリーティングを見ながら、

「なんだかうさぴよ見たいだなぁ」と思ってしまいました。

うさぴよとは2019年の春にシーで行われたイースターのハーバーショー「Tip-Topイースター」のことで、

ミッキーさんすらそっちのけで、壊れたレコードの様に「うさぴよかわいい!うさぴよかわいい!」と連呼するだけの、洗脳を目的としているかの様な狂気に満ちたショーでした。

そんな、なりふり構わず「ミニーちゃん大好き!」のハンマーで殴り続けるような、グリーティングを見ながら幼稚園のお遊戯を思い出しました。

カラフルな衣装や装飾と、楽しげな音楽、そして程よい難易度の手遊び。

あぁ〜。これは幼稚園のお遊戯なんだ。

これはバカにしているのではありません。

そこには大人か子どもかに関わらず、人間(動物?)が感じる根源的な楽しさがあると思うのです。

最近流行ったジャンポリなんかは、その骨頂の様なショーだと思います。(元々小学生以下を対象としたショーとして始まりましたしね)

そうか・・・

ディズニーは大人に見切りをつけたのか。

かつてディズニーは、誰でも楽しめるお遊戯と、少し年齢層の高いお友達が楽しめるストーリーや熱量の2つを併せ持ったショーを作ってた気がします。

しかし、その大人向けの部分をバッサリと切って、お遊戯だけに絞ってしまったのでしょう。

これは、大人の鑑賞にも耐えうるショーを作れる人材がいなくなった可能性もありますし、

ゲストがテーマを持ったショーよりもミッキーさんとの楽しいお遊戯を求めた可能性もありますので、一概にディズニーによるショーの劣化とまでは言い切れません。

どちらにせよミニーさんのオタでもなく、お遊戯が好きでもなく、もちろん幼稚園児でもないろじねこさんは、何を楽しめば良いのか分からないままグリーティングが終わりました。

ろじねこさんはディズニーが嫌いでした。

「興味がない」ではなく、明確に「嫌い」でした。

しかし、付き合いでディズニーに通うようになり、ディズニーのショーの素晴らしさを知り、Dオタの末席に座る事になりました。

ディズニーが嫌いだった頃から今まで一貫して、ディズニーのショーは子ども騙しだと思っています。

オタになる前は、「どうせ子ども騙しだから」と見る気もしませんでしたし、

オタになってからは、莫大なお金と時間と熱意を使って、「信じていれば夢は叶う」という子ども騙しのショーを本気で作っているバカな大人達に感動していました。

しかしいまは、そんなバカな大人達はなりを潜め、コストをかけずに子ども騙しのショーを作って最大の利益を目指す、そんな普通の大人達の普通のショーしかなくなってしまいました。

これが悲しいことなのか、遅かれ早かれこうなるものだったのかは分かりませんが、以前ほどディズニーのショーには夢が溢れているとは言えなくなった気がします。

そして一番救いようがないのは、そんな状態にも関わらず、いつか昔みたいなショーをまた見せてくれるんじゃないかと夢みたいな事を思いながら、新しいショーを見に行ってしまうろじねこさん自身でしょう。

立派だと思っていた船が、実は泥舟なんじゃないかとの不安がよぎっても、おいそれと船から飛び降りれないほどろじねこさんは沖に出てしまったのかもしれません。

「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」が終わって片付けていたら、後ろのお姉様方が「こっち(シーのウィーラブユー)の方がミニーさんの歌がよく聞こえて良かったね」と話しているのが耳に入りました。

なんだか今のディズニーを象徴する様な会話だと思いました。

良いショーや素晴らしいショーを見たときの感動に理由はいりません。

ショーの直後に「○○が良かった」「XXが微妙だった」等と冷静な会話が出来ているという事は、

客のテンションを別世界まで連れて行けてないのです。

素晴らしいものを見た後の最初の言葉は、いつだってシンブルなものです。

興奮させるショーを作れないディズニー

その事を認めたくないオタ達

そして、そんな停滞して澱み始めているパークの中で、良かった頃の残り香を必死に探すをろじねこさん

なんでこんな事になってしまったのでしょうか?

あの頃からまだ10年も経っていないのに。

あの頃、素晴らしいショーを作っていた人達は、いまどこで何をしているのでしょうか?

ろじねこさんが、ずっと幼稚園児の様な純粋さを保ち続けていられたのなら、きっと今でもディズニーのショーを楽しめたのかもしれません。

そんな事を考えながら、ズンで食事をして

クックオフでスーベニアを手に入れて

また「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」を見て

テディルーズベルトラウンジでお茶をしていると

年パス時代の、イベント中盤に特にやらなければならない事はないのに

パークに来て、のんびりと時間を使っている時の気持ちを思い出していました。

こんなディズニーの過ごし方もあったなぁ

そして夕方になり、ビリーヴ待ちのゲストが溢れるハーバー周辺を歩いていると、

山側ではありますが、なかなか良さげな場所を見つけたので、2時間ほど待って、2度目のビリーブ鑑賞。

ですが感想は初見時と変わらず。

相変わらず散漫なショーでした。
※初回の感想はこちら→辛口レビュアーろじねこさん 「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」斬り。ミーシャグリもあるでよ

これから何度かマイナーチェンジが行われれば、好きになれるかもしれませんが、現状は「もういいかな」といった感じです。

という事で、久しぶりにのんびりとしたディズニーでしたが、

ドキドキがあってののんびりなので、早くドキドキしたディズニーが返ってくることを願ってます。