地獄じゃ!
新宿に地獄の「フラッグシップ」があらわれた!
各方面に物議を醸した「ディズニーフラッグシップ東京」の初日に参戦してきました。
ネットでも散々言われておりますが、控えめに言って地獄でございました。
久々の更新にも関わらず、親愛なるろじねこ生活ファンの皆様に対して、誠に心苦しいのですが、
今回は地獄巡りの旅に付き合って頂きたいと思います。
まずこの「フラッグシップ東京」とは、日本中にある「ディズニーストア」の旗艦店との位置づけのお店のようで、
12/5に新宿にオープンしました。
混雑が予想される「フラッグシップ東京」は、開店からしばらくは完全予約制になっております。
開店初日、ろじねこさんは午後の時間の予約を取っておりました。
そしてその15分程前に現地に到着。
が、まさかの地下に長蛇の列!!
しかも30分前の時間帯のゲストさんも入店しきれていません!!
これ、いつ入店出来るの?
ろじねこさんが並ぶべき列を探しましたが、一つ前の時間帯の列までしか形成されていませんでした。
しかし、案の定ゲストさん達は勝手に列を形成して、前の時間帯の後ろにピッタリ並んでます。
通常なら、ろじねこさんは勝手に作った列なんか無視するのですが、今回はその列があまりにも長い!!
本能的に「あ、これはこのまま正規の列になるな」と察し、最後尾に並びました。
そして案の定そのまま正規の列に。
そしてここから地獄が始まる・・・
まず列が遅々として進みません。
列は一度折り返す事になるはずだけど、折り返し地点が全く見えない。
しかもここは新宿の地下街。
地下街を歩く人が「なんの列?」ヒソヒソ・・・
かと思えば、地下鉄の職員さん達が、フラッグシップのスタッフさんに「なんですかこれは?」「いつまで続くんですか?」「私達のところにクレームが来てるんですよ。」とガチ目にキレてる。
SNSの情報ではありますが、たまりかねた地下鉄職員さんがフラッグシップのゲストの誘導を始めたとの話まで・・・
ホントにウチのバカディズニーがすみません・・・
そしてやっと折り返した辺りでキャストさんが「〇〇時予約のお客様!お時間になりましたので予約画面の下の確認ボタンを押してください!」とのアナウンス。
え?
押していいの?
キャストさんが確認して押すって書いてるけど・・・
念の為にキャストさんを呼んで聞いてみたら「大丈夫です。押してください。」との事。
押していいのなら・・・
そしてそこからのろのろと列は進み、ついに地下列の終わりが見えてきました。
やっと地上か・・・と思った矢先、キャストさんが現れて「予約の確認ボタンは押して頂けましたか?」と質問してきたので「ハイ」と答えると、
「じゃ画面を確認させてください」と言い始めた。
念の為にスマホを開いたら、奇跡的に画面が残っていたので、事なきを得ましたが、もし完全に閉じていたらどうなったのでしょうか?
そこから入店に向けて階段を昇ろうとしたら、別のキャストさんから一旦待機を命じられ、その場で待機。
先の状況は分からないけど、きっと混雑しているのでしょう。
数十秒後、キャストさんからゴーサインが出たので、階段に差し掛かると、前方には誰もいません。
とりあえず階段を登り終えると道が3方に別れていてどっちに進むのか分からない。
近くにキャストさんがいたので、入口はどっちか尋ねると、
「列の最後尾は地下になっておりますので、こちらから地下へ降りて頂いて・・・」と、また地下に並ばせようとする。
「いや違う。その地下から来たが、店の入口が分からない。」と伝えるも、意地でも地下に落とそうとする。
2〜3回説明して、やっと地下から上がって来た事を理解してくれて、入口を教えてくれました。
やっと入店!
ここまで約一時間。
既に疲労が・・・
しかし店内に入って驚愕!
密!密!密!!
満員電車かと見まごうほどの密!!
あれ?ここは2019年なのかな?
いや、そんなはずはない。
ここはコロナ禍真っ只中の2021年だ!
危うく時空の歪みに落ちそうになりました。
店内に入ったはいいが、全く進めない。
コロナ以前ならこんな中でも進んで行けたのかもしれませんが、
コロナ以降の生活に慣れすぎたろじねこさんは、この人波をかき分けていく気力はありません。
なんとか隙間を見つけて前に進むが、カゴが邪魔して思うように進めない。
と言うか、カゴはどこにあるの?
ろじねこさんも欲しいんだけど。
キャストさんは、大声で色々なアナウンスをしてくれてますが、周りがうるさ過ぎてなかなか聞き取れない。
希望の商品の売り場を知りたくても、人が多すぎてどこに何があるかさっぱり・・・
とりあえずパーク内のグッズは2階、フラッグシップ限定グッズは1階と地下1階に有るらしい事が分かったので、急いで2階へ。
さらっと書きましたが、なんとこの「フラッグシップ東京」にはディズニーリゾート内のグッズの一部も並んでいるのです。
しかもパーク内で即完売している商品もあった様です。
そりゃ押し寄せるわ。
人波をかき分けながら階段を昇り、踊り場でふと1階に目をやると・・・
そこはまさに地獄。
コロナ禍の現在において、有り得てはいけない「密地獄」。
身の危険を感じたろじねこさんは、一秒でも早い退店を目指すが、
肝心の希望の商品が見当たらない・・・
売り場は見つけられても、希望の商品が補充されない。
在庫の確認をするゲストさんに、キャストさんは「〇〇の在庫はまだ十分あります。ですが現在会計待ちのゲストさんが詰まっていて、そちらの対応に追われている関係で、補充にまで手が回っておりません。」との事。
オイオイ、ろじねこさんはいつまでこの密地獄にいなければいけないのかい?
やっと補充のキャストさんが来たかと思えば、一瞬でゲストに囲まれてしまう。
かつてダッフィーグッズの発売初日にマクダックス辺りでよく見かけた光景です。
やっとの思いで、欲しい物をカゴに詰め込んだろじねこさんは、一秒でも早く密地獄から脱出するために、会計の列を探すが見当たらない。
人が多すぎて、どこが列で、どこが通り道だかさっぱりわかりません。
しばらくして、やっとフロア毎に会計の列が違う事を理解。
しかし、どのフロアのレジ列が比較的短いかも、さっぱりわかりません。
キャストさんに確認しているゲストさんもいましたが、「私達も分かりません。」との事。
仕方なく、目の前にあった2階レジの最後尾に並びました。
そしてここから本当の地獄が始まる・・・
わかりやすく表現するなら、満員電車の中に列が出来ている状態です。
誰が通行人で、誰が列に並んでいる人なのかの判別が全く付きません。
分かるのは自分の前の人だけです。
しかも恐ろしい事に、キャストさんがほとんどその列の管理をしていない。
結論から言うと、ろじねこさんはこの列に3時間以上並び続ける事になるのですが、
その超長蛇の列の管理をしていたキャストさんは3人だけでした。
- 最後尾のキャストさん
- 列が交差する交差点のキャストさん
- 列が店外から店内に戻る際のドアの前のキャストさん
そのため、この先列がどう進むのかさえも分からないまま、とにかく前の人とはぐれない様に注意して進むしかありません。
それでも一時間ほどかけてチビチビ進み「あぁそろそろレジかなぁ」と思ったところで
いきなり店の外の廊下に進むように言われる。
「え?このままレジに行くんじゃないの?」と思いましたが、
その廊下自体は非常に短く、すぐに折り返してレジに行けそうなので安心。
「やっと終わりが見えて来たぞ・・・」と安堵していたら、
急に列が進み出しました!
え?おかしいです!!
廊下の出口の人達は全く動いていないのに、廊下の入口の我らがこんなに一気に進むなんて!!
しかし答えはすぐにわかりました。
この廊下は、入り口から出口に直で並んでいるわけではなかったのです。
入り口から入った我らはそこからエレベーターに乗らなければならなかったのです!!
つまり廊下の出口のゲストさんたちは、一旦エレベーターで上の階まで昇ってから、再びこの廊下まで降りてきたゲストさんだったのです!!
まじかぁ・・・
一度「もうすぐ終わり」と気を緩めたあとで「実は裏ルートがまだありました。」なんてつらすぎる・・・
いや、まてよ。
ここから数人でエレベーターに乗って、どこかの列に合流するんだよね?
エレベーターの構造上、最初に乗った人が必ずしも最初に降りるとは限らないよなぁ・・・
これは確実に並び順が崩れるパターンじゃね?
と思っていたら、案の定最後に乗ってきた女の子が、一番最初にエレベーターから降りて、
「最初の順番通りに並んでください」とのアナウンスをガン無視して、最初に列に合流してしまいました。
舞浜の基本は「隙きあらば横はいり」ですから、必ずややるだろうと思っていたけど、
本当にやっちゃう辺りが流石です。
今回に関しては、買う物は確保して並んでるので、会計が遅れる位の影響なので別にいいですけどね。
因みにエレベーターから降ろされた先は屋上でした。
そして屋上(10階?)から2階までは、荷物を抱えたまま歩いて降ります。
当然、進んでは止まり、止まっては進むの繰り返しです。
果たしてここから何時間かかるのか?
と、心配していたら、なんとレジまで45分との事。
きっちり「45分」と言う事はないでしょうが、それでも少し希望が湧いてきました。
そしてそこから20分程かけて、少しずつ進んでいくと、またしても目安時間のポスターを発見!
「あと20分くらいかなぁ」と期待して見てみると。
あと45分!!
ボクの20分返して!!
でもその1メートルくらい先のポスターには残り30分と書かれていました。
・・・
いや、別に本気にはしてないから良いんですけどね。
それにしても、この階段は辛かった。
列がちょっとずつ進むから、5〜6段降りては止まり、降りては止まりの繰り返しで、
少し進みが止まったので、座って休んでいると、また列が進みだしてすぐに立ち上がる。
結局、この階段だけで1時間以上かかったのですが、その間一度もキャストさんは階段内のゲストの見回りには来ませんでした。
一人で並んでいるゲストは、体調不良や問題が発生しても、簡単に列を離れる事は出来ません。
そんな時に頼りになるのは、巡回しているキャストさんだけなのです。
なのにキャストさんも見回りに来ないのであれば、問題が発生した時にどうしたら良いのですか?
そして案の定、階段内のどこかで体調を崩したゲストさんがいたようで、
苦しそうなうめき声と「急病人です!!」と言う声が階段内に響いていました。
一番辛かったのは、おそらく体調を崩してしまったゲストさんの「すみません・・・・すみません・・・」と言う声が聞こえて来た事です。
本当に謝るべきは誰なのか?
完全予約制で人数を管理されているはずなのに、入店までに一時間以上も並ばされて、
換気も追いつかない様な、すし詰め状態の中で商品を選び、
なんの説明もないまま並んだ会計の列で、3時間以上も並ばされては、体調を崩すのも当たり前ではないか。
結局、ろじねこさんは入店待機列に並び始めてから、会計を終えて退店するまで5時間以上かかりました。
その間、店内で商品選びやブログ用の撮影に費やした時間は1時間程度。
それ以外は、何かしらの列に並んで放置されていました。
フラッグシップに行く前に、めーたんが、
「これからフラッグシップに行くなら、飲み物は持って行った方がいいと思うよ。」言ってくれて本当に助かった。
飲み物持参じゃなければ、あの階段は乗り切れなかったと思います。
お礼にめーたんにはフラッグシップとゴディバのコラボチョコを上げることにします。
一応、現場のキャストさんのために書いておきますが、現場のキャストさんはとても頑張っていました。
あの地獄様な店内で、時にはゲストに詰め寄られながらも、笑顔を絶やさず頑張っていました。
コロナ禍にあるまじき大声でのアナウンスは多々ありましたが、あの店内では致し方ないでしょう。
結局、今回の地獄の原因は末端のキャストさんではなく、レジの処理能力を遥かに超える来店予約を取ってしまい、
かつキャパオーバーになっているにも関わらず、キャンセル枠への当日予約を停止しなかった上の人達の見通しの甘さであった事は間違いないでしょう。
場がどんどんデッドロックに近づいて行っているにも関わらず、なんの打開策も見出だせず、新規予約停止の判断を下せない責任者。
誰かが言っていました、「悪い軍隊なんてものはない。あるのは悪い指揮官だけだ。」
ろじねこさんが退店してしばらくして、フラッグシップ東京の公式サイトに今回の顛末に関する謝罪文が投稿されました。
ろじねこさんはこう見えて、地獄は地獄なりに楽しめてしまう性格なので、
辛いという思いもあった反面、「これでこそディズニーだよなぁ!!」「私達のディズニーが帰ってきた!!」とも思って楽しんでもいました。
もし、長蛇の列が出来て話題なる事を狙って、多めに予約を取ったのであれば、そういう時代ではないので、
今後は、とにかく安全を第一に考えていくべきでしょう。
と言う事で、今後はどの様な対応になるか分かりませんが、少なくとも「フラッグシップ東京」の初日はなかなかの地獄具合でした。
コメント
こんばんは、いつも楽しく拝読させて頂いております。
フラッグシップ、凄いですね…。
皆様、キャストの方も、体調崩しますね。
あまりにも、見通しが甘いとしか言えないですね。
JRの職員さんも、大変でしたね
こうなることは、予想出来たでしょうに。
フラッグシップも、夢の国であって欲しいものです。
ろじねこ様、お疲れ様でした❗️
ぜひ、めーたんにゴディバを献上ください^_^
また、お身体ご自愛くださいね。
さおりん さん
コメントありがとうございます。
フラッグシップは本当にすごかったです。
店内や店外にいた管理職クラスっぽいスタッフの方達もテンパっていたので、想定以上の混雑だったのでしょう。
とは言え予約必須なので、ゲストの数はコントロール出来たはずなのに、あの混雑という事はやっぱり見通しが甘かったとしか言えませんよね。
買いすぎたゴディバチョコはちゃんとめーたんに渡しておきました。
こんなやる気はあるのに更新が追い付かないようなブログですが、お暇な時にでも遊びに来てください。