ろじねこさんは子どもの頃に、テレビ局主催の子どもキャンプに参加したことがある。
そこで3つの事を学んだ。
一つ目は「テレビは信用ならない」という事。
テレビ局主催のイベントなので、その様子は常に撮影され、後日テレビで放送された。
しかしその内容は、事実とは大きく異なる内容だった。
この経験は、それ以降のろじねこさんとテレビの関係を決定的に変えてしまった。
次に知ったのは「嫉妬心」だ。
キャンプ中のイベントとして、近くの遊園地にも遊びに行った。
当然その時の様子も撮影され番組内で紹介された。
その中でろじねこさんの知人がゴーカートに乗っているシーンが放送されたのだが、
そのシーンは、以降数年間にわたりその遊園地のTVコマーシャルにも使われ続けた。
なぜろじねこさんではなかったのか・・・
ろじねこさんの方がかわいいのに・・・
なぜなら、ろじねこさんのママはいつもろじねこさんの事を「かわいい、かわいい」と言っていた。
しかしその知人の事をかわいいとは一度も言った事はない。
つまりろじねこさんの方がかわいいはず・・・
なのになぜ・・・
この出来事は、生物には「親バカ」と言う構造的欠陥があると言う事を知るまで、ろじねこさんを悩ませ続けた。
そして三つ目は「星はキレイ」だという事。
キャンプ中のイベントで「星空観賞会」が催された。
夜、みんなで林の中を歩き、広場に出た瞬間に広がった満天の星空に度肝を抜かれた。
「これが星かぁ!!」と。
その後、多感な年頃に差し掛かるにつれ、星を見る事も減り、星に感動したことすら忘れてしまっていた。
がある日、急に星が見たくなりました。
そしてろじねこさんは衝動的に離島へのチケットと宿を押さえました。
そして島への旅行の直前、まさかの台風発生。
旅行は決行されましたが、当日は土砂降りの雨。
しかも台風が直撃ルートに乗ったため、帰りの便が欠航となり、それに伴い翌日の朝に島を離れる事になりました。
結局、星は見れずじまい・・・
その後、何度も星を見に行こうと思いましたが、いつもその離島台風事件が頭をよぎり、星を見に行くことを躊躇していました。
しかし最近、関東にも星がキレイに見えるスポットがある事を知りました。
場所は千葉県白浜の野島崎灯台
星空のレベルとしては「国内有数」とは言えませんが、公共交通機関だけで都内から日帰り可能という条件を考えれば、試して見る価値はあります。
という事で、数年ぶりの星空撮影旅行決行です。
今回の予定は日帰りです。
ただし、状況によっては一泊になる可能性もあります。
星は夜に見るんだよ?
という事で、野島崎灯台の最寄り駅「館山駅」に到着
ここから野島崎灯台まではバスで移動ですが、まだ時間があるので少し館山散歩
そして、時間になりバスで30分ほど移動。
野島崎灯台口にて下車。
そして10分ほど歩いて、野島崎灯台に到着。
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じゃ、すぐ近くの宿を押さえるよ。
と言う事で、案の定泊まりでの撮影になりました。
そしていよいよ日が陰りだしてきました・・・
果たして満天の星空は、ろじねこさんたちに降り注ぐのか?
つづく