さらば、悲しみのアウト・オブ・シャドウランド

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アウト・オブ・シャドウランドが終わりました。

※本記事の画像は2016年7月に撮影された物です。最終日ものではございませんの御注意ください。

アウト・オブ・シャドウランドは、お世辞にも「大好評」とは言い難いショーだったと思います。

ですが、ろじねこさんにとっては、特別な思い入れのあるショーではありました。

ろじねこさんが辛口レビュアーとして本格的に活動し始めたのが2015年辺りです。

そして、その辛口レビューがそれなりに板に着いてきて、自分でも楽しくなりかけていた頃にアウトオブシャドウランドが始まりました。

「辛口レビュアーの出番だ」とばかりに、スニークから通い観賞しました。

ですがディズニーのキャラクターは登場せず、かつショーのテーマも「自分探し」と言う、 あの当時でもすでに意識高い系のネタにされるようなテーマだったため、

これは辛口レビューで滅多斬りにしてやろう!!と思い、意気揚々と記事を書き始めました。

しかしある程度書き進めた段階で、ふと不安になってしまいました。

アウトオブシャドウランドに対して、辛口な記事を書いてはいるが、これは本当に私の感想なのだろうか?と。

辛口レビュアーキャラだから、アラばかり探して記事を書いているのではないか?

辛口レビューを始めた頃は良かったです。書きたい事だけ書けばよいから。

ただ辛口な記事ばかりがつづくと、それが自分の正直な感想なのか、辛口の記事を書くために難癖をつけているだけの記事なのか、分からなくなってしまったのです。

自分の感想に自信が持てなくなってしまったのです。

その結果、アウトオブシャドウランドのレビューは、可もなく不可もない無難なレビューになってしまいました。

その後、その様な迷いは無くなりましたが、アウトオブシャドウランドを思い出す度に、

自分の信念を貫けなかった「あの記事」を思い出し、ほろ苦い気持ちになっていました。

あの記事→辛口レビュアーろじねこさん アウト・オブ・シャドウランド スニーク 斬り

アウトオブシャドウランドはろじねこさんにとって、どこか心に影を落とすようなショーでした。

そして、アウトオブシャドウランド自体も、パークの中心で光を浴びるようなショーではありませんでした。

アウトオブシャドウランドは、オープン直後の特需期は話題になりましたが、

それが落ち着いてからは、ネットでもほとんど話題になっているところを見かけませんでした。

BBBやワンマンのツイートなどはよく見かけるのに。

「ま、シャドウランドだしね。」

と思っていたら、案の定クローズの発表がなされました。

終了が近付くと、どうしても混んでしまうので、終了発表直後のまだ混み合う前に見に行きました。

そして久しぶりのシャドウランドを見ていて、自分がシャドウランドを辛口で書かなかった事は、結果的に正しかったのかもと思うようになりました。

演出も凝っていて、演者さん達も素晴らしく、そしてコストカットに余念のないディズニーにしては、大掛かりな舞台装置。

ディズニーのアトラクションとしては、大成功とはいえなかったかもしれませんが、

一つの短編の舞台としては、テーマがやや安直と言うだけで、ネタにされる程の出来ではありませんでした。

ちゃんとしたミュージカルショーでした。

ただしちゃんとしているからこそ、

一つの舞台として自立していたからこそ、最後までつきまとったのが「これ舞浜でやる必要あったの?」と言う疑問だったのではないでしょうか。

他のショーがいい加減とか、ちゃんとしていないとかではありません。

他のショーは、ディズニーのキャラが出る出ないに関わらず、どこかしら「ディズニーらしさ」を感じます。

アウトオブシャドウランドは、その「ディズニーらしさ」が驚くほど希薄なのです。

舞浜にありながら。

だからろじねこさんは、最後まで自分の「心のディズニーランド」のどこにアウトオブシャドウランドを置いて良いのかがわからなかったのかもしれません。

どう接して良いのかわからないから、なんとなく避けていたのかもしれません。

ただ、「こういうショー」も絶対に必要です。

ディズニーは、やや緩めでアドリブっぽいショーが受ける傾向にあります。

セリフを噛んでも、それをネタに出来るような。

そんな中、細部までキッチリ作り込み、

それを毎回キッチリ再現していく、そんなショーも必要なのです。

ちゃんとしたショーを目指し、ちゃんとしたショーに仕上げ、

ちゃんとしたショーを上演し続けていたのに、

ちゃんとしすぎていたため、舞浜に馴染めなかった、アウトオブシャドウランド。

アウトオブシャドウランドの後釜は、ディズニーキャラが登場する「ソング・オブ・ ミラージュ」が始まります。

もはや飽和状態を超えたパークに、あえてディズニーっぽくないショーを置いておく余裕はなくなってしまったのかもしれません。

そう言う意味では、アウトオブシャドウランドが終了した3/31は、パークの一つの転換点になるのかもしれません。

と言うことで、アウト・オブ・シャドウランドはこれにて終了です。

さらばカゲドリ

さらばメイ

さらばモンスターハンター

さらば、悲しみのアウトオブシャドウランド

2019年3月31日 アウト・オブ・シャドウランド 終了

コメント

  1. ドナドナ より:

    手下沼からろじねこさん沼に流れ着いた
    地方のディズニー好きです
    広く浅くがモットーなので2010年の猫ブログの時代から全部読ませていただきました

    年に1回パーク行ければ最高なのでろじねこさんの記事は楽しみにしてます
    ドナルド祭の開催を待っています

    • ろじねこさん より:

      ドナドナ さん

      コメントありがとうございます。
      手下の時はお恥ずかしい姿ばかり見せてしまって申し訳ありません。
      いつもはもっとちゃんとしている・・・かな?
      いつもディズニーの悪口ばっかり言って、みなさんを不快にしているかも知れませんが、これも私なりの愛情の裏返しだと思って大目に見てください。
      そして、昔の記事は恥ずかしいから二度と見ないでください。

      こんなドナルド好きと言うわりに、全然ドナルドダックさんの話題が出ないブログですが、お暇な時にでも遊びに来てください。