と言う事で、一足早くディズニーシーに春がやって来ました。
春と言えばイースター。
ろじねこさんとファッショナブルイースターの3度目の戦いです。
既報の通り、今年のファッショナブルイースターも内容が大幅に改編される事が、ほぼ確定的になっております。
果たして、去年のファッショナブルイースターを越えられるのか?
では早速、辛口レビュアーろじねこさんによる、2018年版ファッショナブルイースター斬りです。
以降、ネタバレを含みますのでご注意下さい。
非常に難しいです。
難しい・・・
ショー単体で見た場合、すごく良かったと思います。
内容は、一年目二年目と少しずつ距離を近づけた4人のデザイナー達、
それが今年、本当の意味で一つに団結しました。
そしてそんな彼らにミッキーさん達が、互いの衣装を交換するサプライズ演出を見せ、
ファッショナブルイースターはクライマックスへ・・・
と言うお話し。
去年ろじねこさんは、ファッショナブルイースターは、「結束しない物語」だと書きました。
詳しくはコチラ→辛口レビュアーろじねこさん ファッショナブルイースター2017斬り
「私達はひとつ」的な言葉はありましたが、どこか本心のようには思えず、
場の雰囲気であんな事を言っちゃったけど、一番は自分。みたいな・・・
個性は個性のまま、各々の道を行くのがファッショナブルイースターなのかも・・・と。
しかし今年彼らは真の意味で結束しました。
結束したからこそ、自分専属のモデルであるはずのミッキーさんやドナルドさんが、他のデザイナーの衣装を着ることを心から喜ぶことが出来たのでしょう。
ディズニーの関係者がろじねこさんのブログを読んでいるとは思えませんし、
仮に読んでいたとして、ろじねこさんの「結局彼らはバラバラのままだ」と言うレビューを参考にしたとはとても思えませんが、
図らずもろじねこさんの希望通りの展開になりました。
そう言う意味では、とてもろじねこさん好みのショーになっていました。
が、
その代わり、これまでで最もデザイナーさん達の個性を感じないショーでもありました。
それぞれデザイナーごとに独立したパートはありますが、個性と個性がぶつかり合うと言うよりも、
個性豊かな みんなで一つのチームと言う印象を受けました。
それぞれのデザイナーさんの個性と引き換えの結束であったのなら、その取引は果てして納得出来るものなのでしょうか。
難しいところです。
それに、今年初めてファッショナブルイースターを見た人は、あの4人のデザイナーさん達の関係をどう感じたのでしょうか。
頑なだった彼らの歩み寄りは、うまく伝わったのでしょうか・・・
Dオタの面々はもう3回目なので、「このデザイナーはこういうキャラ」と言う予備知識持った上での鑑賞となりますので問題ありませんが、
今年初めて見た人はどうなのでしょうか?
ネットで過去のショーを見る事は出来ますが、予備知識として4人のキャラと、これまでのいきさつは知ってて当たり前と言うスタンスはあまり好きではありません。
「このくらいの知ってて当たり前」を繰り返していくと、行き着く先はオタしか理解できない閉じた世界です。
ディズニーには誰が見ても楽しい、そんな開かれたショーを目指して欲しいのです。
オタだけが喜ぶショーなど必要ありません。
誰もが楽しめるショーを作って、ついでにオタも喜んだぐらいでちょうど良いと思います。
果たして今回のファッショナブルイースターが、オタ向けのショーだったのか、誰もが楽しめるディズニーらしいショーだったのか、
オタ寄りになってしまったろじねこさんには、もうわかりません。
今年のショーは内容的に、起承転結の結にあたるショーのように感じました。
と言うことはファッショナブルイースターは今年が最後と言う事でしょうか?
ろじねこさんの望みどおり、一つに結束したファッショナブルイースター。
ですが、その姿はろじねこさんの思い描いていたものとは少し違ったような気がします。
一つのショーを作り上げ完結させる大変さに比べ、
「この方がいい」「こうした方がいい」と無責任にレビューするのは、とても簡単な事なんだなぁ・・・と再確認しました。
いろいろありましたが、丸くなったファッショナブルイースターと、丸くなったろじねこさん
今年の春は、尖っていた頃を思い出しながら、最後かもしれないファッショナブルイースターを楽しむことになるのでしょうか。
とりあえず次は、リドやザンビ前で鑑賞です。