先日、ローソンで会計をしていたら、レジのモニターにとんでもない映画のCMが流れていた。
「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き」!!
世界ネコ歩きが映画になるの!!!
なんて時代だ!!
世界ネコ歩きとは、NHK BSプレミムで放送されている世界のネコを紹介するドキュメンタリー番組です。
ろじねこさんはBSの視聴環境がありませんので、
実家に帰ったときや、ホテルに泊まった時などに見ていました。
「世界ふれあい街歩き」と並び、ろじねこさんの好きな番組です。
そんなネコ好き御用達のネコ番組の映画化・・・
ネコ映画と言われて思い出す作品は・・・例のアレ。
世界ネコ歩き The Movie に課せられた使命は、
ネコ映画史上に燦然とそそり立つ「例のアレ」という全編黒歴史の作品を
ネコ映画の表舞台から葬る事なのかもしれません。
注)「例のアレ」という黒歴史を知らないネコ好きの方は、絶対に調べないでください。後悔します。
いまやSNS栄え要素は欠かせないのか?
入場時にお土産ももらいました。
と、言う事で辛口レビュアーろじねこさんによる、「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き」斬りです。
以降、ネタバレを含むので注意。
これは世界ネコ歩きなのか?
内容は大きく分けて2つのパートから構成されています。
一つは、過去にテレビで放送された世界の猫達の中から、岩合さんのお気に入りのネコさん6匹の総集編
二つ目は、津軽のりんご農園に住み着いているネコさん一家を数年に渡り追いかけた、コトラ一家物語。
メインはコトラ一家物語で、要所要所で世界のネコさんの総集編が差し込まれるつくり。
映画が始まった直後、「あ、そう来たの?」と思いました。
ろじねこさんは、いつもの「世界ネコ歩き」がいつより少し長い時間上映されるような作品を期待していました。
でも、いきなり「映画です!」って感じの演出からスタート・・・
「あ、そうなの」
はっきり言って、コトラ一家には「感動」が課せられていたように思います。
コトラ一家の出会いと別れを通じ、お客さんを感動させようという意図がなんとなく感じられ
ろじねこさん的には、なんだか興ざめでした・・・
日本人は「動物作品」には癒しと同じくらい、感動という要素を求めてしまうの傾向があるように思います。
ネコのあるがままの姿を撮影する岩合さんでも、
「映画」となるとその呪縛からは逃れられないのでしょうか。
映画のクライマックスなんかは、何気ないシーンなのに
一生懸命泣けるシーンにしようと、これでもかと演出とナレーションで畳み掛けてきました。
それを見ながら、まぁ感動的ではあるのですが
「なんとか一本の映画作品としての盛り上がりを作ろうとしてるんだなぁ」と思いながら見ていました。
そういう映画は他にいっぱいあるので、
そうではない映画になりえたネコ歩きには、ちがった道を目指して欲しかった・・・
でも、いつもと違う「映画ならでは」のネコ歩きを期待していたファンの方は満足できたのかもしれません。
という事で、可愛いネコさんだけを大画面で楽しめる久々の映画でしたが、
これが出来るんだったら「世界ふれあい街歩き」も出来るんじゃないですか?
ぜひお願いします。
鑑賞後、ロビーに出ると、今後の上映予定作品のチラシが並んでいたのですが、
その中に「ボブという名の猫」のチラシがありました。
海外の実話を元にした映画で、なんと猫のボブさんは本人が出演という
ネコ映画界の黒船のような映画です。
当然、チラシは一番人気でした。
ちなみに「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き」の前売り券はこんな感じ
栞としても使えるように、やや丈夫で小ぶりなつくりになってます。
ということで、栞として使ってみました。
なんかしらんけど、ちょっと怖い・・・
あ!うそでーーーす!!
可愛いよ!!!いいコだねぇー!!!
という事で、劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き斬りでした。