世の中にはアイドルと握手ができる 握手会なるものが存在するらしい。
大好きなアイドルと実際に握手が出来て さぞや楽しかろう・・・
昔と比べて昨今のアイドルはとても身近だ
絶世の美男美女ではなく、どこにでも居そうな身近な存在になってきている。
日本のアイドルオタクの名誉のために書いておくが、これは日本だけの特殊な傾向ではない。
アメリカにも「ガール ネクスト ドア」という言葉もあるとおり、身近(風)なアイドルというのは需要がある。
しかし、身近になるにつれアイドルと自分の間に特別な関係があると錯覚するファンも現れてくる。
アイドルが自分のことを認識している、は かわいいものとして
なかには、アイドルも自分に対して好意を持っていると思い込む輩も居るようだ・・・
お仕事ですから!
どんなに握手しても
どんなに目と目で見つめ合っても
相手はお仕事ですから!!
アイドルファンの皆さん!目を覚ましてください!!
と、
思っていた時期がろじねこさんにもありました・・・
先日 ディズニーシーのホライズンベイレストランに行ってきました。
そこは食事中にミッキーさんやミニーさんが客席を一席ずつまわり
写真を撮ったり お話(一方通行)をしたりできるレストランだ。
詳しくはコチラ→ズンのベイに行ってきた
ズンでミッキーさんやミニーさんと遊んだあと
店を出てハーバーに向かうと、そこでちょうど15周年のショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」をやっていました。
当然 そこにはズンで会った ミッキーさんやミニーさんが出ていました。
その瞬間無意識に「あ、私のミッキーが出てる」と思ってしまいました。
熱心な ろじねこ生活ファンの皆さんは御存知でしょうが
ろじねこさんはダック派なので ミッキーさんやミニーさんには あまり興味はありません。
ズンでも 超興奮した というよりも 来たから撮った的な感じでした。
にもかかわらず「どうだい、ろじねこさんのミニーさんは可愛かろう!」と、なんだか誇らしげな気持ちでショーを見てしまいました。
たった数分 写真を撮ったりハグしたり ハイタッチしてお別れしただけなのに
ろじねこさんと彼らの間には特別な関係が出来たかのような錯覚を無意識のうちに持ってしまっていたのだ。
なるほど・・・これがアイドルに はまる心理なのか・・・
お話して、握手して、「またね」と笑いながらお別れした アイドルが
テレビやステージで歌ったり踊ったりしている。
「オレの〇〇ちゃんが頑張ってる!」や「どうだお前たち!オレの〇〇ちゃんは可愛かろう!」なのだろうか・・・
はっきり言って ズンで会ったミッキーさんと ショーに出ていたミッキーさんが同じミッキーさんであるという保証はない。(哲学)
しかし、あの日 にっこり笑いながら両手で握手してくれたアイドルと、テレビで歌っているアイドルは、まぎれもなく同じ人なのだ。
その没入感たるや ズンの非ではないだろう。
いままで まったく理解できなかったアイドルファンの気持ちが 今なら少しだけ分かる気がします。
人の心とは 理屈ではないのだろう。
どんなに馬鹿にされようとも
どんなに理路整然と説明されようとも
心の奥底から自然と湧き出るものは どうすることも出来ないのだろう。
だからといって何をやっても良いというわけでは当然ないのだが。
何事も渦中に巻き込まれないと分からないことって 沢山あるんだなぁ・・・とおもいました。